ワンダーラボ、カンボジアで思考力育成アプリ「シンクシンク」を用いたオンライン授業を無償提供。教育省と連携し国営テレビ放送にも展開

ワンダーラボ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:川島 慶 以下、ワンダーラボ)は、同社が開発・運営する子ども向け思考力育成アプリ「シンクシンク」を用いたオンライン授業を無償提供する旨、カンボジア教育省と合意し、授業が開始されたことを発表した。

同オンライン授業は、来月よりカンボジア国営テレビ放送にも展開されることが決定している。

カンボジアにおける「シンクシンク」を用いたオンライン授業提供の背景と概要

背景

カンボジアでは、主にポル・ポト政権時代に多大な打撃を受けた教育環境の整備、学力の向上が国家の最優先課題となっている。

ワンダーラボは、カンボジアの抱える教育課題の解決に向け、2017年より独立行政法人国際協力機構(以下、JICA)の委託を受け、アプリ教材「シンクシンク」を用いた思考力教育の導入に関する実証実験を行ってきた。

実証実験の結果、学力やIQへの大きな効果が確認された他、学ぶ意欲や自己肯定感といった非認知能力にもポジティブな影響を及ぼすことが実証されている。

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こうした取組がカンボジア政府にも評価されており、現在、同国への思考力教育の導入を進めているという。

新型コロナウイルスの影響で、カンボジアでも休校措置により学校に通えない子ども達への教育が課題となっており、そうした状況を受け、シンクシンクを用いたオンライン授業を実施する旨、教育省・JICA・ワンダーラボの3者間で正式合意したもの。

(写真:カンボジア教育省 ハン・チュオン・ナロン大臣と)

オンライン授業の概要

思考力向上をテーマとした、オンライン映像授業(30分)。

教育省のFacebookページやYouTubeチャンネルを通して、約2ヶ月間にわたり週に3回、無償で視聴できる。

授業の中では、画像や動画を用いた思考力授業の他、視聴者の端末にダウンロードされた「スクール版シンクシンク」をリアルタイムでプレーする。

同アプリも併用することにより、一方向の映像授業であっても、子ども達はインタラクティブな体験を得ることができる。

これまでに実施したオンライン授業では、毎回数万人のアクセスを記録するほどの好評を得ている。

また、来月からは、それらのメディアに加え、国営テレビ放送でも放映されることが決定。

2ヶ月間のオンライン授業が終了した後は、子ども達がそれまでの成果を発揮する場として、シンクシンクのアプリ上で、誰でも参加できる大会を開催する予定。

スクール版シンクシンクについて

「スクール版シンクシンク」は、これまで家庭向けに展開していたシンクシンクを、学校や塾向けにカスタマイズしたアプリ。

思考力を育てる1回3分のミニゲーム形式の教材を100種類15,000問収録。

問題は、空間認識・平面認識・試行錯誤・論理・数的処理の5分野から構成されている。

全ての問題・ステージに回数無制限で挑戦でき、生徒毎の進捗が確認できる講師用ダッシュボードを利用できる。

スクール版シンクシンクの主な導入実績

  • 三重県教育委員会と包括提携を締結し、同県小学校など20校に導入(2017〜)
  • 長野県北相木村、佐賀県武雄市の公立小学校に「朝学習」の一環として導入(2015〜)
  • 私立片山学園初等科に「モジュール学習」の一環として導入(2019〜)
  • 花まる学習会の思考力育成授業に導入(2015〜)
  • カンボジア公立小学校5校にJICA委託事業での思考力教育導入の一環で導入(2018〜)

ワンダーラボは、カンボジアの子ども達がわくわくしながら学べる環境を確保するため、今後も教育省やJICAと連携しながら、デジタルを活用した施策を順次実施していく予定。

また、カンボジアのみならず、コロナによる休校が続いている日本でも、いかに子ども達の学びを止めないかが喫緊の課題となっている。

この課題解決に向け、ワンダーラボにできることは、1人でも多くの子ども達に、家でもわくわくしながら学べる教材を届けることだと考えている。

政府や関係企業、教育機関とも協調し、子ども達の学習を引き続きサポートしていく。