エースチャイルド、千葉県柏市内小中学校でSNS学校連絡システム「つながる連絡」の導入実証実験を実施

エースチャイルド株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役CEO:西谷 雅史)は、教員と保護者がSNSで連絡や情報共有をすることができる、SNS学校連絡システム「つながる連絡」の導入実証実験を行ったことを発表した。

SNS学校連絡システム「つながる連絡」はLINEで教員と保護者の連絡を行う際に必要な機能を備えている。

「つながる連絡」の導入実証実験結果

実証実験実施期間

2019年9月2日~2020年1月下旬(期間終了後も学校・保護者からの要望により継続中)

対象

千葉県柏市内の小学校2校、中学校2校

背景と結果

近年、スマートフォンの所持率が増加しており、それに伴いSNSが主な連絡手段として利用されるようになってきている。

ところが、学校現場では教員と保護者のやり取りは依然として電話、もしくは文書を生徒に預けて手渡しするのが一般的となっており、対応に多くの時間を割かれている。

一方、保護者の中にもスマートフォンの利用に慣れた層が増えてきており、SNSで情報を受け取りたいという声が挙がり始めている。

しかし、こうした要望に応じ教員個人のSNSアカウントで保護者・生徒と連絡を取ることの問題も発生している。

勤務時間外でも簡単に連絡ができてしまうことにより、教員の勤務時間外の対応負担増につながる。

また、個人のSNSでやり取りをすることは周囲からは察知しにくいため、知らず知らずのうちに人間関係のトラブルに発展する懸念がある。

これらの問題を解決するために、エースチャイルドが開発したSNS学校連絡システム「つながる連絡」を活用した実証実験プロジェクトを実施。

この取り組みでは「つながる連絡」を試験的に利用することで、時間外での対応を防止し、閲覧権限を付与された管理者が教員と保護者のやり取りを確認できるようになる。

その他にも学校連絡業務を効率化する機能について調査を行った。

なお、学校でSNSによる連絡システムを導入していくに際しては、市の定めるセキュリティ基準や個人情報保護条例などに沿って対応していくことが前提。

エースチャイルドでは市の教育委員会と協議のうえ、必要な審議を諮り、文書の作成や機能の調整を行い、千葉県柏市内の小学校2校、中学校2校での実証実験を行った。

実証実験の結果、各学校で80%~95%の保護者がLINEを利用した出欠・遅刻連絡を行い、保護者アンケートの結果でも「利用前と比べて、学校からの連絡を簡単に受け取れるようになった」という声が増えた

コロナウイルスの影響で3月に休校になった際も、「学校からスムーズに連絡が来たので助かった」と評価されている。

また、教員が勤務時間外に個人のSNSでやり取りする心配もなく、電話やメールでの連絡よりもスムーズに連絡事項を届けられ、教員の業務改善にも役立つことが確認された。

今後は引き続き現場の要望を反映し、機能改善を行っていく。

また、EdTechの視座に立ちオンラインでの学習支援サポートも充足しながら、各種データの取得・分析も行えるようにし、多くの学校に提供していく予定。

「つながる連絡」サービス概要

今回のシステムは、エースチャイルドがすでに提供している「つながる連絡」の機能をベースにし、教育現場へのヒアリングを重ねることで、教員・保護者のニーズを汲み取った機能を実現している。

「つながる相談」は2018年3月にリリースされ、現在多くの自治体・官公庁の下で実施されているSNS相談にて導入されている。

  • 管理者による全やり取り内容の確認が可能になることで、ミスや不正を防止
  • 保護者と教員のLINE個人IDはお互いに分からない仕組み
  • 頻繁に利用する文章を短時間で送信できる定型文管理機能
  • 集計、一覧化しての確認が可能な出欠確認機能
  • 「学年」や「所属クラブ」等、特定の属性の生徒向けにメッセージを一斉に配信する機能
  • 学校配布文書などをPDFや画像などでメッセージと共に送付
  • 応対可能な時間を設定し、対応時間外に連絡を受け取った際に自動でメッセージを返信する機能
  • 教員側はPCとスマホの両方で利用が可能(スマホ版は任意機能)
  • 利用状況を把握するレポート機能
  • 学校側はPCもしくはスマートフォンで対応可能。

ABOUT US

シンボ ナツキ
埼玉県出身。2018年12月からほぼ毎日EdTech Mediaの記事を更新しています。 EdTech Mediaのほかに、教育業界専門の転職サイト「Education Career」を運営している株式会社ファンオブライフのマーケティング担当です。