アリババ、中国で1億2,000万人以上の学生がオンライン授業を受けるアプリのライト版「DingTalk Lite」を無料提供

アリババグループは4月9日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な拡大に伴って影響を受けている地域の企業や教育機関を支援するために、提供するコミュニケーション・プラットフォーム「DingTalk(ディントーク、中国語:釘釘、以下DingTalk)」のライト版アプリ「DingTalk Lite(ディントーク・ライト)」を発表した。

DingTalk LiteはApp StoreやGoogle Playストアなどの複数のアプリストアから無料でダウンロードできる。

「DingTalk Lite(ディントーク・ライト)」とは

DingTalk Liteでは、300人以上が同時に参加できるビデオ会議機能や、最大1,000人が参加できる高精細ライブ配信機能、写真や映像の共有機能、ベーシックな1対1のチャット機能などを提供する。

現在、日本語、英語、中国語(繁体字)に対応しており、日本、マレーシア、シンガポール、香港、マカオのユーザー向けに提供されている。

DingTalkの最高技術責任者(CTO)のヒューゴ・ジュ(Hugo Zhu、朱 鴻)氏コメント

新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、リモートワークや遠隔授業に対する需要が高まる中、当社は最先端技術を活用して、企業や学校が、可能な限り運営を維持できるようサポートしたいと考えています。現在アジア地域において、さまざまなレベルの行動制限と自己隔離を実施する都市が増えていることから、ビジネスにおけるビデオ会議やオンライン授業のライブ配信に対する需要がこれまで以上に高まっています。

今回発表したDingTalk Liteを通じて、より多くのユーザーのオンライン・コミュニケーションをサポートしてまいりたいと存じます。

DingTalk Liteの主な機能

  • ライブ配信:1,000人の参加者を1つのライブ配信グループに招待し、同時にその配信を複数のグループで共有して実施することで、視聴者数を最大化できる
  • ビデオ会議:地域に関係なく最大302人が参加できるビデオ会議の開催が可能で、画面共有やドライブ上でのファイル共有もできる。また、美顔効果機能である「ビューティー・モード」や録画機能も搭載。
  • グループチャット機能:最大1,000人までが参加可能で、全員または特定の参加者に通知を送信できる。中国語や日本語、英語を含む14カ国語での双方向翻訳を可能にするAI翻訳機能により、言語の壁を超えて自由にコミュニケーションをとることができる。
  • 連絡先やチーム管理:企業や組織、チームの作成など、連絡先の容易な管理が可能。

また、DingTalk(Lite版を含む)では、日本のユーザー向けのDingTalkを利用したリモートワークに関するQA集「DingTalkリモートワークガイド」や、教育機関の円滑なオンライン授業の準備・実施をサポートするマニュアルを公開している。

アリババグループのデータ・インテリジェンス・バックボーンであるアリババクラウドの安全で耐障害性の高いグローバル・インフラを活用する、DingTalk(Lite版を含む)は、ここ数ヶ月で通信需要が急増する中でも、低遅延で高精細なビデオ会議とライブ配信を提供してきた。

中国では約1,000万社の企業がDingTalkをリモートワークに利用しており、また新型コロナウイルス感染症の拡大時には中国全土で1億2,000万人以上の学生がDingTalkを利用してオンライン授業を受講している。

DingTalkは、ライブ・ストリーミングおよびグループチャット機能を提供するほか、世界中の医療専門家が新型コロナウイルス感染症対策に関する情報や経験を共有し合いながら、円滑なコミュニケーションを図れるように設計された「国際医療専門家コミュニケーション・プラットフォーム」を通じて、サポートしている。

DingTalkはまた、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大する中、遠隔授業を促進するソリューションのひとつとして、ユネスコ(UNESCO、国際連合教育科学文化機関)より推薦されている。