塾・学校向け思考力や性格を定量化する「NOCC教育検査」新機能リリース、中退・退塾の可能性を科学的に予測し事前対策を可能に

教育サービス業の株式会社トワール(大阪市北区 代表:濵野裕希)は、学校、大学、塾の学習者を対象に、思考力や性格の特性を科学的な研究データをもとに定量化するNOCC教育検査に、下記の新機能を4月3日(金)に実装し、リリースしたことを発表した。

  • 学校や大学に通う学生の中退や、塾や予備校の生徒の退塾の可能性を予測する「中退・退塾予測機能
  • 個々の学習に対するやる気や姿勢と、所属する教育機関への満足度が一目でわかる「マッピング機能

これらの機能では、指導者のキャリアや考え方などの差により、「支援が必要な学生になかなか気づけない」、「学習者に合った支援ができていない」などの課題を解決することで効率の良い運営を実現できるため、より指導の質を上げることとなり、最終的には学習者の利益を向上させる。

「NOCC教育検査」の概要

スマートフォン、タブレット、パソコンなどからwebにアクセスし、IQ・EQを測定する選択問題や学習環境などを調査する問題に回答。

端末操作とweb通信ができる環境があれば、時間や場所を問わず受検・結果の参照が可能。

対象年齢は6歳~88歳。

検査は調べる内容ごとに以下のパッケージになっている。

アップデートの社会背景

平成30年度の文部科学省の調査によると、高等学校の中途退学者数は48,594人(前年度46,802 人)、その割合は1.4%(前年度1.3%)で、前年度までの4年連続減少から増加したことが分かった。

その中でも、「学校生活・学業不適応」を理由とする退学者の割合は34.2%(前年度34.9%)となっており、全体の1/3を占めている。

また、大学の中途退学者は、*平成26年度の文科省の調査によると、全体の2.65%に当たる79,311人で、平成19年度よりも0.24 ポイント増加している。

*平成 30 年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について 

*学生の中途退学や休学等の状況について 

また、現場である学校・大学・塾の教職員からの「授業や学習環境・学校生活でつまずきそうな学習者を早期発見し、コーチングやサポートを強化したい」という要望をふまえ、トワールでは、教育機関と学習者のアンマッチをなくすことで、学習環境の整備に尽力したいと考えている。

アップデートの詳細

中退・退塾予測機能(図A-①)は、「学習に対する魅力」や「ストレス反応」などの指標から独自のアルゴリズムによって中退・退塾する可能性が高い上位10%に赤、10-25%に黄のアラートを表示する。

マッピング機能(図A-②)は、学習者の「教育機関に対する満足度」、「やる気」、「自信」などの学習に向かうエネルギー量(燃料)などから算出し、マッピングします。最も早く対応しなければならないのは図A-②の第四象限(右下)に属する学習者で、燃料が高いのに満足度が低いことから、指導者や教育環境に問題があることを示唆している。

これを早期に発見することにより原因の詳細を分析できるため、学習者へのサポートや環境整備を効率よく促進できる。

これらの2つの新機能により、学習スピードについていけていない学習者や学習環境に課題を抱える学習者の早期発見とケアの実施、指導者がこれまで直感的に行っていた指導やサポート内容の早期改善が可能になるため、学習者の満足度の向上と指導者の業務効率化を実現。

さらに、中退危惧者へのサポートを早期から行うことで中退率を下げることができる。

また、少子化が進む中で民間のほとんどの塾で生徒の退塾防止に苦戦しているという事実もあり、これらの機能は塾でも汎用性があると考えている。

塾講師がこのサービスを活用することで生徒や保護者のニーズに細やかに対応して退塾を防止できるようになり、生徒はより自分に合った指導を受けられるようになる。


ABOUT US

シンボ ナツキ
埼玉県出身。2018年12月からほぼ毎日EdTech Mediaの記事を更新しています。 EdTech Mediaのほかに、教育業界専門の転職サイト「Education Career」を運営している株式会社ファンオブライフのマーケティング担当です。