アイデミー、AIプロジェクト内製化を支援する機械学習モデル運用プラットフォーム「modeloy(モデロイ)」をプレローンチ

AIに強い人と組織体制を構築するための支援を行う株式会社アイデミー(本社:東京都文京区、代表取締役社長 石川聡彦、以下「アイデミー」)は、2020年4月7日、機械学習モデルを実運用する際の運用コストを下げる新製品「modeloy(モデロイ)」をプレローンチし、実運用支援のコンサルティングと合わせてパッケージ化したAI内製化支援クラウドソリューションを提供開始することを発表した。

modeloyとAI内製化支援クラウドソリューションは機械学習モデルを開発済のプロジェクトチームに向けた製品。

企業のAIプロジェクト内製化において、実運用の段階まで支援することが可能となる。

modeloyを利用することにより、開発や運用にかかるコストを大幅に削減できることが特徴。

▲従来の初期開発・運用とmodeloyを利用した場合のコスト比較

「modeloy(モデロイ)」概要

開発背景

アイデミーは、「AIを始めとする先端技術と産業領域の融合に取り組む人と組織を支援する」というミッションを掲げ、これまで120以上の法人に「Aidemy Business」という製品を通じ企業のAIプロジェクトを支援してきた。

その過程で、AIプロジェクトの内製化を達成するためには、PoC(概念実証)を終えた後、実運用の段階でさらに複数の壁があることを実感していた。

機械学習モデルを運用するには、

  • 機械学習運用(Ops)関連の知識と実装コスト
  • 管理画面の要件定義と実装コスト
  • ハードウェア関連の知識と実装コスト

などが必要であり、機械学習だけでなくITシステム・コンピューターサイエンス全体の知識や実装が必要となることでハードルが高く工数も膨大になる。

AWSやGCPなどのクラウド製品、sshやgitなどのセキュリティ設定やモダンな開発手法も学ぶことによって起用は可能となるが、学習コストが高いため人材の育成も容易に行えないことが壁の一つとなっている。

機械学習の運用・保守を行える人材は獲得コストが高く採用や育成が難しい一方で、作業自体は共通化できる場合も多く、プラットフォーム化することで効率的に実運用に取り組むことが可能となる。

アイデミーの既存サービスである「Aidemy Business Cloud」等を用いてAIについて学んだ技術者が、機械学習モデルを開発した後、実運用段階となった時に生まれる負担を解決するためにこのサービスの開発に着手することになった。

概要と特徴

「modeloy」とは、機械学習モデルのコードをアップロードするだけで「機械学習モデルをデプロイできる」という機械学習運用の業務が最も最小化されたUXの実現を目指している。

① サーバーに関する知識不要

サーバーやネットワーク等の知識は一切不要。pyファイルとインプットデータだけあれば本番API運用を実現できる。

② 0からAIの内製化をサポート

大手製造業を中心に提供されているアイデミーの教育サービスと併用することで、全くの0からAIの内製まで支援することができる。

③ シンプルで使いやすいUI

API運用を一つの画面に集約し、煩雑になりがちな運用をシンプルにわかりやすく行うことができる。

すでに大手メーカーへの導入実績もあるが、実運用を複数社にわたり支援することにより得られる共通した課題や知見をサービスへと反映し、さらなるアップデートを目指すため、今回プレローンチとして提供開始する。

「modeloy」の詳細

以下機能を搭載することにより、「機械学習モデルのコードをアップロードするだけで機械学習モデルをデプロイできる」という機械学習運用の業務が最も最小化されたUXの実現を目指している。

  • 機械学習モデルのパイプライン整備(データ蓄積、再訓練…etc)
  • エッジ端末の登録とエッジへのデプロイ
  • 機械学習モデルの圧縮
  • モデルのABテスト・Canary Release
  • 機械学習モデルの性能推移自体への機械学習の適応(性能推移予測)
▲AIモデルのデプロイ画面イメージ

AI内製化ソリューションについて

AI内製化ソリューションの概要と特徴

「AI内製化ソリューション」とは、modeloyの提供に加え、手持ちの機械学習モデルを実運用に乗せるためのコンサルティングとシステム開発支援のサービスを含んだパッケージ。

※このサービスは、利用時に機械学習モデルを開発済みのAIプロジェクトへの提供を前提としており、アイデミーにて機械学習モデルの開発を受託する想定はされていない。機械学習モデルの作成から支援が必要な場合は、アイデミーの既存サービスである「Aidemy Business」で、AI人材の育成から、プロジェクトの立案、PoC開発など一気通貫で「AIプロジェクトの内製化」を支援しているという。

1.AIアーキテクチャコンサルティング(ショートコンサル)

担当者・関係者へのヒアリングを通じて、「AIのインプット・アウトプット」イメージを明確化し、社内のリソースや関係部署の事情等を考慮した上で、各企業ごとのAI内製化にフィットしたアーキテクチャを提案。

2.システム開発

データの取得/蓄積、AIモデルの設計/学習、AIモデルのエッジ端末への適応(デプロイ)、AIモデルの監視/運用までの一連のシステムを開発。

3.AI/ML運用プラットフォーム modeloy

AIモデルの保守/運用がWebブラウザ上で簡単に行うことができる。

申込後の流れ

サービス詳細ページより申し込み後、アイデミーの担当者より連絡が届く。

AIプロジェクトの状況に合わせ、ショートコンサルティングとmodeloyのパッケージ、またはmodeloyのみ、もしくは既存のAidemy Businessと組み合わせた支援内容が提案される。

料金形態

ショートコンサルティング(¥2,000,000〜)+プレ運用の開発受託単価(¥5,000,000〜)+月額単価(¥400,000〜)=¥7,400,000〜


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シンボ ナツキ
埼玉県出身。2018年12月からほぼ毎日EdTech Mediaの記事を更新しています。 EdTech Mediaのほかに、教育業界専門の転職サイト「Education Career」を運営している株式会社ファンオブライフのマーケティング担当です。