オンライン学習プラットフォーム「Preply」1,000万米ドルの資金調達を実施

オンライン学習プラットフォーム、Preplyは30日、1000万米ドルの追加的資金調達を発表した。

これは、これまで数回の資金ラウンドで調達された総額の2倍である。

Preplyの資金調達の背景と概要

今回調達される資金は、世界中の190カ国の何万人もの生徒に50の言語を教える保証済みチューター1万人のPreplyネットワークを成長させるために投資される。

資金調達の主幹事はロンドンを本拠とするHoxton Venturesで、Point Nine Capital、All Iron Ventures、The Family、EduCapital、Diligent Capitalの欧州投資家が参加した。

Booking.comのアーサー・コステン氏、Upworkのゲーリー・スワート元最高経営責任者(CEO)、Unity technologiesのデービッド・ヘルガソン創設者、Couchsurfingのダニエル・ホッファー創設者など多数のエンジェル投資家も参加した。

世界中の人々の生活が仮想化するにつれ、教師と生徒は世界中でオンライン言語学習に押し寄せてきた。

今週のプラットフォーム上で予約された1日当たりの時間数は過去最高を記録した。

Preplyの登録チューター数は、米国、英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペインなどの地域で急増している。

過去7日間で、一部の国では登録チューター数が2月の同時期と比べ3倍に増え、生徒がプラットフォーム上で予約する時間数は世界の多くの地域で2倍になった。

Preplyは2013年、キリル・ビガイ(CEO)、セルジュ・ルキヤノフ(デザイン責任者)、ドミトロ・ボロシン(最高技術責任者(CTO))の3氏によるウクライナを本拠とするチームにより創設。

同社は現在、キエフとバルセロナで25の国籍の125人のスタッフを雇用しており、売上高は過去3年間に10倍に増えている。

Preplyの先駆的イノベーションは、機械学習を使用して、世界中のチューターと生徒のペアリングの効率を高め、よりスマートなコネクションを生み出し、効果的な言語学習の暗号を解読することだった。

これまでに、200万クラスが160の国籍の教師と共に行われた。生徒の大多数はPreplyを移住やキャリアアップなどの専門的目的に使用している。

ほかには趣味として使っている人々もいる。たとえば、自分の子どもが新しい言語を学ぶのを手伝ったり、新しいスキル習得に情熱を注いだりしている。

Preplyを通じた比類のないグローバルなチューターの供給は、たとえばベルリンにいて、日本語を学びたい場合、都合のよい時間と価格で簡単に言語の専門家を見つけることができることを意味する。

これにより、ライブティーチングで発生する「ラッシュアワーの課題」が解決される。

生徒のほとんどは、仕事の前後にクラスを取っている。つまり、利用できる時間帯ないしチューターの数には限りがあることを意味する。

Preplyのレッスンの平均価格は、1時間あたり15ドルから20ドルである。

Preplyはチューターに対し、場所に縛られずに、他に例をみないほど柔軟かつ安全に所得を生みだす方法を提供してきた。

自宅で生徒をもてなしたり、移動で時間を浪費したりする必要がないため、チューターは世界中のどこからでも最大の効率で教えることができる。

教育のオンライン化が進むにつれ、多くのチューターは、ボディランゲージに頼る部分が減り、対面ではなくオンラインで人とつながることに完全に調整するなど、新しい一連のスキルを磨いたと報告している。

支払いの観点から見ると、チューター向けプラットフォームの決定的な利点の1つは、レッスン直後に常に支払いが行われるため、支払いを追い求めて時間を無駄にしたり、支払いがまったく行われないというリスクを冒す必要がないことである。

生徒は登録時に銀行口座の詳細を入力し、チューターはいつでも自分のPreply口座からお金を引き出すことができる。

すべての所得は包括的で個人的なパフォーマンスダッシュボードに分類されるため、チューターは有意義な方法で自分のビジネスを分析することができる。

同社は新たに調達される資金を使用い、主に北米、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、英国で市場を拡大する方針。

一連の新しいツール、評価、宿題を展開する計画がある。チューターはPreplyの豊富なデータ学習を使用して、生徒の進行状況をスマートに追跡し、彼らが最も迅速かつ包括的に目標を達成できるようサポートする。

Preplyは、チューターがプラットフォームに参画、開発を可能にし、彼らにトレーニングとレッスンプランを検討する機会を与え、所得を合理化し、クラスを最大化できるようにしたいと考えている。

新規調達資金はまた、Preplyにモバイル製品を開発し、AndroidおよびiOSアプリを簡素化して、より効率的かつユーザーフレンドリーにする機会を与える。また、米国へのルーツを深め、年内に米国事務所を開設することを目指している。

Preplyの欧州起源とグローバルなチューターの供給は、この戦略的地域で競争する能力において重要な役割を果たしている。

Preplyのキリル・ビガイCEOのコメント

新たな資金により、世界中のチューターと生徒の両方に、より深く、没入型で便利な体験を提供することができる。今日、われわれは言語学習に焦点を当てているが、究極的には、誰もがPreplyを使用して何でも学ぶことができる未来を思い描いている。

Hoxton Venturesのロブ・クニアツ氏コメント

キリルとPreplyのチームを知るようになって、われわれはすでに米国市場での驚異的成長と、オンライン言語指導のグローバル市場の規模に最も感銘を受けた。このチームは、なかでもPreplyがすでに市場でリーダーシップを発揮している市場の英語学習セグメントにおいては、将来に広大な機会を持っていると考えている。


ABOUT US

シンボ ナツキ
埼玉県出身。2018年12月からほぼ毎日EdTech Mediaの記事を更新しています。 EdTech Mediaのほかに、教育業界専門の転職サイト「Education Career」を運営している株式会社ファンオブライフのマーケティング担当です。