株式会社リクルートホールディングスは、UDACITY(ユダシティ)と、日本における『Udacity』の普及活動を目的とした協業契約を締結したことを発表しました。具体的には、『UDACITY』上のコンテンツの日本語化を通じて普及活動を行う予定です。
MOOCsの代表的サービスUDACITY(ユダシティ)とリクルートが協業
リクルートではこれまで、MOOCs(大規模公開オンライン講座)情報サイト『Edmaps』上で、MOOCsに関連するニュースの配信を通じて、MOOCsの普及を行っていました。そして今回、更なる拡大を続けていくであろうMOOCsの潮流を見据え、米国の有力MOOCsプロバイダーの一つであるUdacity(ユダシティ)との協業を開始しました。

これまでは主に英語で提供されていた『UDACITY』のオンライン講座を、日本語でも受講できるようにすることで、日本語を母国語とするより多くの方々にコンピュータサイエンスを中心とした最先端テクノロジーを学習する機会を提供していきます。
当初は、『UDACITY』の6つの講座を日本語化
リクルートはUDACITYが提供する下記6つの講座の日本語字幕を制作し、各講座を日本語化。今後、『UDACITY』のその他の講座の翻訳も進めて行く予定としています。
How to Build a Startup(スタートアップを起こすには)
HTML5 Game Development(HTML5ゲーム開発)
Interactive 3D Graphics(インタラクティブ3Dグラフィック)
Intro to Hadoop and MapReduce(Hadoopとマップリデュース)
※括弧内は邦題です。
MOOCsの情報サイト『Edmaps』内に『UDACITY on Edmaps」を特設
またリクルートは、運営しているMOOCsに関する情報サイト『Edmaps』内に『UDACITY on Edmaps』を開設し、『UDACITY』上の講座の詳細について、わかりやすく伝えていく予定です。
・『UDACITY』の全講座(2014年2月20日時点)のカタログ及びシラバスを日本語で紹介
・『UDACITY』の全講座(2014年2月20日時点)の紹介動画を日本語化
また、『UDACITY on Edmaps』はスマートフォンにも対応しています。場所や時間を選ばずに、各種コンテンツを閲覧することが出来るようになっています。
世界の代表的なMOOCsのサービスは、UDACITY、edX、Coursera、Khanacademyなどがありますが、言語の問題で日本で多くの人が利用しているとは言い難い状態でした。しかし、こうした取り組みで日本語対応が進むことで、日本での利用も進んでいくかもしれません。
▼参考記事
・ついに!Courseraが日本語字幕付き講座の配信を開始!
・カーンアカデミーの日本語翻訳プロジェクト始動!ヒトメディアCEO森田氏が新教育プロジェクト「GEJ」を発足