ベネッセ、教育プラットフォーム「Udemy」に約55億円を出資し連携を強化

株式会社ベネッセホールディングスは、子会社である株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:小林仁)が、日本における包括的業務提携契約を締結しているUdemy, Inc.(本社:米国サンフランシスコ、CEO:Gregg Coccari、以下:Udemy社)に対し、さらなる連携強化のため、5,000万米ドル(約55億円 ※1ドル110円換算)の出資を行う契約に正式合意したことを発表した。

これにより、ベネッセホールディングスはUdemy社にとって唯一の事業会社の株主となる予定。

ベネッセとUdemy、資本提携の背景と内容

「人生 100 年時代」を見据える近年、「リカレント教育」は、社会人の新しい知識・スキルの習得を推進するひとつの解決策であるとも言われる中、ベネッセグループは、社会人向けのリカレント教育を注力領域として捉えている。

先日発表のとおり、2020年4月には、社会人向けの英語学習サービスを提供する株式会社スタディーハッカーがグループインする予定で、今回のUdemy社との資本提携は、これに続くリカレント教育領域のサービス提供強化を背景とした取り組みとなる。

「Udemy」について

近年、技術の進歩は目まぐるしく、そのスピードに伴いビジネスの世界も日々、大きく変化し続けている。

その変化に対応するには、生涯学び続けると共に、いかに最新のテーマで実践的に学ぶかが重要となる。

Udemy社は「Improve Lives Through Learning(学びを通して人生をより豊かに)」を事業コンセプトとして掲げ2010年に米国で設立された教育業界のユニコーンと目される企業。

世界中の「教えたい人(講師)」と「学びたい人(受講生)」をオンラインでつなぐプラットフォーム「Udemy(ユーデミー)」を運営し、世界190か国以上に展開している。

「Udemy」には現在、世界で5.7万人の講師が在籍し、15万以上の動画講座が公開され、日々更新されている。

AI開発に使用されるPython(パイソン)などのプログラミング言語をはじめ、Excelやプレゼンテーション等のビジネススキルなど、近年多様化した受講ニーズを満たす豊富なラインナップが特徴。

受講生は、世界で5,000万人を超え、現在も成長を続けている。

ベネッセコーポレーションは、Udemy社と2015年に包括的業務提携契約を結び、日本国内のサービス提供を共に推進し、最新のトレンドをいち早くビジネスに活かそうとするIT技術者やビジネスパーソンを中心に利用者を拡大してきた。

また個人受講生のみならず、2019年6月には、法人向けの研修サービスとして「Udemy for Business」の提供を開始。

IT・DX人材の不足、働き方改革による生産性向上などを背景に企業からの需要が高まり、提供開始わずか8か月でトヨタ自動車株式会社、ソフトバンク株式会社、みずほフィナンシャルグループなどの大手企業を含む約100社に導入されている。

資本提携による今後の展開

今回の資本提携により、ベネッセコーポレーションはUdemy社との日本における共同運営の独占権を取得し、更なる連携強化を図る。

今後は、「Udemy」が保有する個人・法人含む社会人の学習履歴データの解析をもとに、講師や企業と連携した社会人向けの新規サービスの開発や「大学と社会を学びでつなぐ」をコンセプトとしたキャリア支援事業の開発など、社会人の学び・キャリアにおいて新たな社会基盤となる存在を目指して本領域での事業展開を加速していく。


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シンボ ナツキ
埼玉県出身。2018年12月からほぼ毎日EdTech Mediaの記事を更新しています。 EdTech Mediaのほかに、教育業界専門の転職サイト「Education Career」を運営している株式会社ファンオブライフのマーケティング担当です。