みんなのコード、プログラミング教材「プログル 6年理科電気キット」のチュートリアル付き環境を提供開始

NPO法人みんなのコード(東京都渋谷区、代表理事:利根川 裕太、以下みんなのコード)は、プログラミング学習教材「プログル 6年理科電気キット」とあわせて使える、チュートリアル付き環境「プログル 理科電気コース」を提供開始したことを発表した。

「プログル 理科電気コース」は、45分間という限られた授業時間の中で効果的な授業が実施できるよう、回路図の組み方からブロックの操作方法まで、丁寧にアニメーションで解説されたチュートリアルや手順書が充実している。

その他にも、授業イメージをつかむための動画等をまとめた「動画・授業用マテリアルデータDVD」、授業の準備に役立つ「スターターガイド」、児童用の「応用サンプルプログラム集」、理科の授業以外でも活用できる「レクリエーションアイデア集」など、充実した副教材が用意されている。

「プログル 理科電気コース」の概要

「プログル 理科電気コース」の特徴

「プログル 理科電気コース」は、文部科学省の新学習指導要領に準拠し、小学校6年生の理科「電気の利用」の単元で、発電や蓄電のしくみを学びながら、電気を効率的に使うためのプログラムを実際に組むことができる教材。

チュートリアルにそって回路の組み方、プログラムの作り方や考え方までを授業の中で子どもたちが学べるように設計されている。

従来の「プログル 6年理科電気キット」と同様に、プログラミング教育では馴染みの深い「micro:bit」を活用し、同梱の「プログルボード」を組み合わせて使うことで、人感センサーやスピーカー、リレースイッチをバネ状の端子で簡単に接続することができる。

ワニ口クリップを使って、豆電球やモーターを接続することもできるため、前時までの実験に使った回路がそのまま使える。

「プログル 理科電気コース」のチュートリアル例

チュートリアル1

Aボタンを押すとスイッチがONになり、Bボタンを押すとスイッチがOFFになるプログラムを作る。

既存の回路と組み合わせ、身近なスイッチのしくみを児童に想起させる。

チュートリアル2

機械が自動的にやってくれるようにするにはずっとブロックを使う。

人感センサーが人を感知したときに自動で電気をつけてくれるようなプログラムを作る。

チュートリアル3

人感センサーと明るさセンサーを用いて、「人がいるときで、かつ暗いとき」にスイッチが自動でON・OFFされるプログラミングに挑戦する。

プログラミング学習教材「プログル」について

「プログル」は、高度なプログラミング知識がなくとも、各教科の授業の中で簡単に活用できるプログラミング教材。

2017年4月の提供開始以来、算数「多角形」「公倍数」「平均値」「最頻値」「中央値」、理科「電気の利用」に関する教材を提供しており、「教科の学び」と「プログラミング的思考」をともに育むことが可能な教材として、累計55万人以上(2020年1月末現在)が利用し、好評を得ている。

2020年度、全国2万校の小学校で必修となる「プログラミング教育」は、「算数」や「理科」などの各教科内や「総合的な学習の時間」において実施される。

プログラミングに関する専門知識をもたない教員が、既存の汎用的なプログラミング教材を用いて授業を行うには、準備や授業の運営に大きな労力がかかることが予想されることから、みんなのコードでは、授業内で無理なく実践できる「プログル」を開発・提供している。

「プログル 理科電気コース」を授業で活用している東京都杉並区立天沼小学校の向井 亮介教諭のコメント

ボードは既存の回路に組み込めるので、手回し発電機で電気をためたコンデンサーとつないで、プログラムに応じて電気をむだなく使えているかを検証する実験に活用できました。

プログラミングを体験するなら、苦手な子でも取りかかりやすいという感触をもっています。

チュートリアルでの導きで、回路の作り方やブロックの組み方について、教員が細かく説明をしなくても子どもたちが自力でできそうに思えました。

NPO法人みんなのコード 代表 利根川 裕太氏のコメント

昨年の発売以来、意欲的な多くの自治体・学校に「プログル 6年理科電気キット」をご購入・ご利用いただいてきました。しかしながら、2020年度以降は、全ての先生が自分たちが学んだことがないプログラミング教育を子どもたち指導する必要があります。

そこで、今回は、画面内で操作すべきことを導くチュートリアルを導入したソフトウェアを提供開始しました。このチュートリアルにより、児童が教師のスクリーンや紙の資料等を見ずともプログラミングをはじめることができます。

これにより、先生方がプログラミングの指導に自信がなくとも、学級での授業がよりやり易くなると考えております。

チュートリアル完了後は、もちろんmicro:bitの各種センサー類を活用したプログラミングが可能で、子どもたちには創造性を発揮したプログラミングをしてもらえたらと期待しています。

今回の提供により、多くの学校で本教材が利用され、みんなのコードの掲げるミッションの「全ての子どもがプログラミングを楽しむ国にする」にもう一歩近づけばと願っております。