AtCoder株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:高橋直大 以下AtCoder)は、2019年12月14日(土)に実施した、プログラミングスキルを可視化する日本初の検定「アルゴリズム実技検定」の結果を発表した。
第1回「アルゴリズム実技検定」結果
この検定では、獲得した点数に応じてプログラミングの実力を5段階(エントリー、初級、中級、上級、エキスパート)で示すランクが認定される。

- AtCoderユーザー:AtCoderの定期コンテストへの参加経験がある受験者
- 一般受験者:AtCoderの定期コンテストへの参加経験がない受験者
- 無得点/未認定:受験において無得点や未認定の結果となった受験者
第1回のアルゴリズム実技検定は458名が受験。
うち、AtCoderのプログラミングコンテストに参加したことのない一般受験者が全体の約3割(126名)参加しており、検定に対する注目度の高さが伺えた。
最も多かったのは初級の33%(150名)で、全体の半数を超える52%(240名)がエントリー・初級ランク。
また全体の14%(66名)がエキスパートのランクを獲得し、そのうち38名が満点のスコアだった。
ランク認定された受験者には、マイページで認定証を発行している。
第2回アルゴリズム実技検定は、2020年4月を予定している。
AtCoderは、本検定を通じてIT人材のプログラミングスキルを測る”基準”をつくることで、学生・ビジネスパーソンだけでなく、日本企業における高度IT人材不足の解消、ならびに高度IT人材活躍の機会創出を図る。
第1回アルゴリズム実技検定の問題を公開中
第1回アルゴリズム実技検定の問題をアルゴリズム 実技検定のHPにて公開している。
開催時と同様の形式で問題に挑戦、採点が可能。
また、第1回アルゴリズム実技検定の解説動画を、2020年1月下旬に公開予定。
「アルゴリズム実技検定」とは
アルゴリズム実技検定は「アルゴリズムをデザインし、コーディングする能力」つまり1からプログラムを作成する能力を問う、実践を想定した日本初の検定。
- 「知識型ではない」
- 「受験者が得意なプログラミング言語を選べる」
- 「アルゴリズムの実力を測る」
という3点の特徴により、可視化が難しかったプログラミング能力を5段階で評価することが可能になった。
ランク分け

獲得した点数に応じて5段階でランクを認定。
問題数
15問(1問目=9点/2~3問目=8点/4~6問目=7点/7~15問目=6点)、100点満点
ランク
- エントリー(25-39点)
- 初級(40-59点)
- 中級(60-79点)
- 上級(80-89点)
- エキスパート(90-100点)