サステナブル・ラボ、国際目標SDGsのAI(機械学習モデル)を用いたスコア化を実現

企業や自治体の取組が環境や社会に与える影響への評価・分析を行うサステナブル・ラボ株式会社は、持続可能な世界を実現するために国連で定められた国際目標【 SDGs 】の‘見える化’を進めるため、日本全国47都道府県の魅力や課題を項目別に分析し、日本で初めてAI(機械学習モデル)を用いたスコア化を実現したことを発表した。

今、国際的に注目を集めている持続可能な開発目標SDGs。

持続可能な世界を実現するために日本でも積極的に取り組んでいる施策のひとつで経済や環境などの課題を解決しよりよい社会を目指していくというもの。

日本政府も2018年から「SDGs未来都市」など自治体の達成に向けた取り組みを評価する制度を創設したもののこれまで日本では都道府県単位で具体的に数値化されることはなく、何から始めてよいか悩む自治体も多く存在している。

そこでサステナブル・ラボが開発したのがこのSDGsの課題を誰もが目でみてわかるようにスコア化するシステム。

このシステムの実現で各都道府県は自分の都市の強みや弱みをひと目で把握することが可能になり、よりよい自治体運営に向けて施策を進めることが可能になる。

都道府県のSDGsのスコア化の方法

  1. 各都道府県の教育費や上水道普及率、CO2排出量など400以上のデータをシステムで抽出
  2. AI(機械学習)がそれらのデータを各都道府県の人口規模や経済規模などを勘案した上で比較処理をしリアルタイムに分析
  3. それらのデータを元に有識者・専門家と協議の上、各自治体が具体的に強み・弱みを把握して具体的な施策に活用できる形に整えることで、スコア化が実現(今後は自治体へのインタビューやアンケートなども踏まえ、更に踏み込んだスコア化を予定)。

「海の豊かさを守ろう」や「住み続けられるまちづくりを」など項目ごとに数値化され、そのスコアを全国の自治体の平均と比較できるので、各自治体がどこに力を入れて街づくりをすればいいかなど具体的な解決策を立てられる仕組みを可能にした。

また、これらのデータを元にサステナブル・ラボでは、新たな地域創生に向けた施策などの提案も積極的に行っている。

「SDGsスコアレポート」とは

サステナブル・ラボでは、新しい総合計画を策定し、新たな施策展開を進めようとしている京都府の取り組みを参考に、AIを活用し全国47都道府県のSDGsのスコア化を実現。

データ分析例

分析例の自治体では、インフラや雇用・労働分野のスコアが優れているが、農林水産分野では全国平均を下回っていた。

こういった場合、森林保護や水産事業強化などに関する取組を検討・実施し、農林水産分野のスコアの経年変化を観測することで、より良い自治体を目指す羅針盤としてスコアレポートの活用ができる。

そういった取組と観測が実施されれば、地域の森林破壊やグローバルな気候変動問題に貢献できる他、それらの取組の推進度をスコアとして住民や関係者にわかりやすくアピールでき、自治体のブランド強化につながることが期待される。

今後の方針

今後サステナブル・ラボでは、長期的に各都道府県の【SDGs】のスコア化を目指している。

長期的に実施することで、各都道府県ごとにどの項目が改善されたかなどの経年変化が‘見える化’され、具体的な施策が立てられやすくなるのはもちろん、改善点などの変化もわかるので地方自治に携わる職員のモチベーションのアップやさらには、より住みやすい街になり住民の満足度のアップも期待できる。

今後サステナブル・ラボは自治体がより活用しやすい‘見える化’の実現を進めるとともに企業、個人へのスコア化の実現を目指し、地域社会をはじめ国内の抱える問題を【 SDGs 】を通して、様々な角度からサポートしていく。


ABOUT US

Natsuki Shinbo
埼玉県出身。2018年12月からほぼ毎日EdTech Mediaの記事を更新しています。 EdTech Mediaのほかに、教育業界専門の転職サイト「Education Career」を運営している株式会社ファンオブライフのマーケティング担当です。