豊島区立中央図書館ひかり文庫、AI搭載のウェアラブル視覚支援デバイス「OrCam MyReader」を試験導入

豊島区立中央図書館ひかり文庫(点字図書館)は、視覚障がい者の読書環境整備への取り組みの一環として、OrCam MyReader オーカム マイ リーダー を試験導入したことを発表した。

今回の取り組みにより、視覚障がいや低視力で読書が辛くなった人でも、OrCam MyReader(オーカム マイ リーダー)を使用することで、紙、デジタルを問わず、図書館所蔵の書籍、雑誌、新聞などを、利用者本人が朗読ボランティアなどの助けを借りることなく、読むことができるようになる。

*利用に際しては事前の予約が必要。

OrCam MyReader 導入の背景

「視覚障害者等の読書環境の推進に関する法律」、いわゆる「読書バリアフリー法案」では、国や自治体に視覚障がいを持つ人の読書環境を整備する施策を策定、実施することが義務付けられることになる。

これに伴い、50年前から点字図書館を設けるなど、視覚障がい者のQOL (クオリティ オブ ライフ) 向上に積極的な取り組みをしている豊島区では、読書環境の整備の一環として、全国で初めてOrCam MyReader オーカム マイ リーダー を試験導入。

新たな点字図書や音訳(朗読)図書の製作、また朗読ボランティアなどの整備を行うことには時間とコストがかかる一方、OrCam MyReader オーカム マイ リーダー を使用することではるかに少ない投資で既存の蔵書を読むことが可能となる。

また、点字の知識が必要なくより広い人に利用可能なため、ロービジョンの人への支援施策のひとつとしても導入されることが期待される。

OrCam MyReader(オーカム マイリーダー)について

「OrCam MyReader(オーカム マイ リーダー)」は視力低下に悩む人やシニアが、新聞、愛読書、テキストメッセージ、メールなど、様々なテキストを読み取る事を可能にし、アクティブな毎日をサポートする最先端AI技術を活用した視覚支援デバイス。

親指ほどの大きさの重さわずか22.5gのデバイスは、マグネットを使用した付属のマウントを使用することで、あらゆるメガネに簡単に装着可能。

使い方は非常にシンプル。

読みたい文章を指でさすだけで、デバイス搭載のカメラが文字をキャプチャーし読み上げる。

また、自動読み上げ機能を使用すれば、読みたいテキストを目の前で数秒間固定することで、自動でカメラが撮影し文章を読み上げる。

使用に際してインターネットへの接続は一切必要ないため、地下鉄から飛行機の中まで、場所を選ばずに使用することができるとともに、周囲のプライバシーを気にする必要もない。