GMOインターネットとAVILENが協業協定を締結、AI推進に向け人材育成・コンサルティング面で支援する「GNAプログラム」提供開始

GMOインターネット株式会社(代表取締役会長兼社長・グループ代表:熊谷 正寿 以下、GMOインターネット)と、AI事業を総合的に支援するAIスペシャリスト集団の株式会社AVILEN(アビレン)(以下、AVILEN社)は、日本国内におけるGPU(Graphics Processing Unit)コンピューティングプラットフォームを用いたAI技術のビジネスへの利活用を推進するべく、協業協定を締結したことを発表した。

この協定に基づき2019年10月3日(木)より、AI技術の利活用を模索する企業に対して

  • GPUコンピューティングプラットフォーム環境の支援
  • 業務や事業・サービスでの具体的な利活用のコンサルティング
  • AI人材育成の面から支援する「GNA(ジーエヌエー)プログラム

を提供開始する。

また、AVILEN社の知見を活かしたセミナーや技術交流イベントを共同開催し、AIに精通した人材を育成する環境の整備に取り組むことで、日本国内におけるAIビジネスの底上げを目指す。

GMOインターネットとAVILEN、協業の背景

昨今、ディープラーニングや機械学習を含むAI関連産業は世界的に成長著しく、米国コンサルティング会社の調査によると2025年までにAIを事業に導入する企業は、2017年と比較して2030年に約120%収益を増やす一方、AIを事業に導入しない企業は、同年には約20%収益を減らす可能性があると予測されている。

このように、AIの導入はビジネスの成長を推進するうえで需要な要素として認識され、世界レベルで導入が急務となっている。

しかし、日本国内においては各産業界で活用事例が少なく費用対効果が分かりにくいことや、AIなどの先端技術に精通した人材の供給が追いついていないということが課題になっている。

そこで、機械学習・ディープラーニング向けGPUコンピューティングのサービスを提供するGMOインターネットと、AIのシステムモデルの開発と人材育成を通じてAI事業を総合的に支援するAVILEN社は、双方の得意分野を活かし、日本国内におけるディープランニングや機械学習などのAI技術のビジネスへの利活用を推進するべく協業することになった。

「GNAプログラム」概要

「GNAプログラム」は、GPUコンピューティングの利用環境の整備やAI技術の事業への導入支援といった、ハードウェアとソフトウェアの両面からAIの利活用を推進することで、顧客のサービスの価値向上や事業成長を支援するプログラム。

具体的には、利用件数1,000万件を超える国内最大規模のインターネットインフラ基盤を持つGMOインターネットが、機械学習・ディープラーニング向けGPUコンピューティングプラットフォーム「GPUクラウド byGMO」の提供をはじめ、AI利用環境の支援を行う。

また、AI人材育成事業とAI開発事業の両輪で事業を展開するAVILEN社による、具体的な活用に向けたコンサルティングサービスの提供と、学習メディア「全人類がわかる統計学」の豊富な知見を取り込んだAI人材育成研修サービスを提供する。

支援内容

  • 「GPUクラウド byGMO」の一定期間特別価格での提供(1ヵ月~1年)
  • AI導入コンサルティング
  • 課題解決に必要なパートナー企業のご紹介や他社ユースケースのご紹介
  • 技術的なアドバイスやソフトウェア環境の選定、環境構築サポート
  • 技術者トレーニング(AVILEN社「全人類がわかる統計学」の本プログラム顧客向けAI人材育成研修サービスの提供)

※支援内容はAI・GPU利活用導入における検討ステージによって異なる場合がある。また、プログラムへの参加には諸条件がある。

「GNAプログラム」AI人材育成研修サービスの無償講座について

延べ1万人超の受講者実績を持つAVILEN社のAI研修サービスは、初心者向けの基礎レベルから上級者向けの応用レベルまで、ゼロから実務レベルまでを網羅する100種類以上の講座を開講している。

AIに特化した研究や実務経験を積んだ経営陣による豊富な知識に基づいた講座で、ケース演習などが多く、実践力を高められる講座である。

また、日本ディープラーニング協会(以下、JDLA)から認可を受けた教育講座を持つ企業9社の中の1社で、G検定やE資格に対応する講座も設けている。

このように、AI人材育成事業とAI開発事業の両輪を持つAVILEN社だからこそ実現できる、開発現場から得た知見を取り込んだ実務特化型の研修を「GPUクラウド byGMO」顧客向けに、まずは3つの講座として展開。

提供講座は順次内容をアップデートしていく予定で、「GPUクラウド byGMO」の利用者であれば無償で受講可能。

エヌビディア 日本代表 兼 米国本社副社長 大崎 真孝 氏からのコメント

エヌビディアはGMOインターネット株式会社の「GPUクラウド byGMO」の構築、ならびに「GNAプログラム」の提供を歓迎いたします。NVIDIA GPUコンピューティング プラットフォームは、ディープラーニングの学習、運用に適した、高速、かつ高性能な演算基盤です。エヌビディアの最先端GPU、並びに各種提供ソフトウェアがGMOインターネットのサービス多様化と、さらなるAI市場の活性化に貢献できることをとても楽しみにしています。

株式会社AVILEN取締役 高橋 光太郎 氏コメント

株式会社AVILENは、「GNAプログラム」のリリースを心から歓迎いたします。AIは、精度が良くても処理が遅ければ使い物になりません。高速処理を実現するGPUを扱う人が増え、さらなるAI市場の発展を期待しています。弊社は、AIを活用したシステムの開発に加え、それらを扱う人材を育成することで、AI事業を総合的に支援しています。今後もGMOインターネット、NVIDIA社と連携し、日本全国のAIに悩むお客様の支援を推進して参りたいと思います。

今後の展開

今後、GMOインターネット、AVILEN社、NVIDIA社の3社間で連携し、AIや機械学習の事業化しやすくする製品の提供や、それを推進する人材育成を実施。

それにより、日本国内におけるAIビジネスの底上げを進め、事業やサービスの価値を高めることを目指す。

NVIDIA社との今後の取り組み

「GPUクラウド byGMO」では、NVIDIA社が提供するAI、データサイエンス、HPCなどを網羅するソフトウェアハブである「NGC」が活用できるよう検証を進めている。

NVIDIA GPUを搭載したサーバーが、データセンターやクラウド、エッジなどの領域において、AI導入時のプログラミング環境の構築・設定作業に要する煩雑な手間や時間を削減することができるなど、従来よりもAI技術の利活用のハードルが下がることが期待される。

こうしたNVIDIA社のサービス活用による「GPUクラウド byGMO」のサービス強化は、2019年12月を目途に開始予定。

AVILEN社との今後の取り組み

AVILEN社が展開するビジネスでのAI活用支援において、クライアント向けに「GPUクラウド byGMO」の利用を促進する。

AIの検証・活用の実績を積み上げることで得た知見や事例は「GPUクラウド byGMO」の改善・改良に活かす。これにより、より柔軟でセキュアなGPUコンピューティングリソースの提供につながることが期待される。

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ABOUTこの記事をかいた人

Natsuki Shinbo

埼玉県出身。2018年12月からほぼ毎日EdTech Mediaの記事を更新しています。 EdTech Mediaのほかに、教育業界に特化した転職サイト「Education Career」を運営している株式会社ファンオブライフのマーケティング担当です。