他人に作業を監視してもらうアプリ「JAILER」、中高生向けの無料プラン利用者が100人を突破

自分監視アプリ「JAILER」を運営する株式会社デジタルデトックス(本社:東京都港区、代表取締役:花房孟胤)は、月額7500円で販売しているアプリを中高生向けに無料で提供するプログラム「Heroes in Jail」(ヒーローズインジェイル)の利用者が、100人を越えたことを発表した。

テレビやスマホなどの誘惑に負けて「自宅で勉強できない」という問題を抱えている中学生・高校生は少なからず存在し、彼らの多くは自分では「勉強したい、しなければならない」と考えているにもかかわらず、思うように行動できずに焦りを抱えながら過ごしている。

とくに有料自習室などにも恵まれない地方の学生にとってはこの問題は深刻なものとなり、未だに有効な解決策が与えられていない。

JAILERは、このような中高生にむけて無料でサービスを提供しており、このプログラムは今後も拡大して継続する。

教育格差の現在について

2012年、世界的にオンライン講義サービスが興隆し、日本でもEdTech(エドテック)としてこの傾向が認知された。

以降は、学生はインターネットを用いて廉価で良質な教材・講座にアクセスすることが容易になり、スマホを用いた学習も一般化した。

このように学習に必要な外的な環境が整備された一方、勉強に臨む自主性の格差、すなわち「やる気の格差」が浮き彫りになった。

一般に個人の意思の問題として片付けられることの多い「やる気の問題」は、現実には目標を共有できる友人の存在や家庭の雰囲気などに大きく左右される「環境の問題」としての側面が強く、社会的な問題としての教育格差の範疇と言うべきであるとデジタルデトックスは考えている。

この問題の解決のため、有料月額サービスである「JAILER」を中高生には無料で提供している。

自分監視アプリ「JAILER」(ジェイラー)とは

スマートフォン、パソコン上で動作するWEBサービスで、チャットサービス等で利用されるリアルタイムな映像通信技術を用いて、「仕事や勉強をしたいけどできない」利用者を監視。

スマートフォンの向こう側ではプログラムが機械的に処理をするのみならず、現実に生身の人間が監視をしているため、眼の前で人に見られているのと変わらない強い緊張感を生み出す。

監視者は、架空の監視者「BIG JAILER」のもとで働くジェイラーと呼ばれる匿名の人間が担当する。

「やる気の格差」の問題に着目した場合、JAILERは「自宅を自習室にする」ための効果的な手段として機能することが確認されている。

中高生向け無料プラン「Heroes in Jail」(ヒーローズインジェイル)とは

将来に対する目標や漠然とした不安を感じていて「なんとかしないといけない」と感じていながらも、日々の惰性から抜け出せずに焦りが募っている中学生、高校生にむけて、限度を定めずにJAILERを無料で提供するプラン。

プランの利用希望者は、学生証などを提出する代わりに、現在の状況などの応募理由を1000字程度で説明する。

この枠組みは特別の事情がない限り今後も継続し、「現状をなんとかしたい」と考えている中高生を勉強の習慣づくりという側面から応援していく。

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ABOUTこの記事をかいた人

Natsuki Shinbo

埼玉県出身。2018年12月からほぼ毎日EdTech Mediaの記事を更新しています。 EdTech Mediaのほかに、教育業界に特化した転職サイト「Education Career」を運営している株式会社ファンオブライフのマーケティング担当です。