シンドバッド・インターナショナルが2019年大学入試振り返り&2020年大学入試予想レポートを発表、2020令和大学入試は”超安全志向”と予想

『大学受験専門・家庭教師メガスタディオンライン』を運営する株式会社シンドバッド・インターナショナル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:山田博史)は、2019年の大学入試を振り返ったレポート及び、2020年の大学入試の予想レポートを発表した。

2019大学入試振り返りレポート概要

教育業界は2021年に控えた大学入試大改革により大きな変化が予想される。

2019年の受験においても顕著な変化が見られ、大学が定員を大幅に超過して入学させた場合に「私立大学等経常費補助金」を交付しないと国が決めた「入学定員管理の厳格化」の影響もあり、各大学は合格者を縮小。

本来東大・早稲田・慶応クラスを狙える受験生も、浪人を避けるべく確実に合格を決められるMARCHレベルをメインに受験し、従来受かるラインの受験生が全滅する波乱の結果となった。

合格難化の余波はどの偏差値帯の大学でも顕著に表れ、安全志向受験となったと言える。一方で、偏差値的にMARCHより下、いわゆる”すべり止め”で受ける大学は受験者数を伸ばした。

  • 中央大学以外は前年比減
  • 早稲田 :111,338人(昨対95.0%)
  • 慶應  :41,875人(昨対96.7%)
  • 上智  :27,916人(昨対89.5%)
  • 明治  :111,304人(昨対92.9%)
  • 青山学院:60,404人(昨対96.0%)
  • 中央  :91,465人(昨対104.6%)
  • 立教  :68,796人(昨対95.8%)
  • 法政  :115,447人(昨対94.2%)

※偏差値的にMARCHより下のランクの専修、駒澤、國學院などは大きく受験者数を伸ばしている。

日大

今年の日大はアメフト部による危険タックル問題の影響もあり、大幅に受験者数が減少。2018年が115,180人だったのに対し、今年は92,211人(85.9%)と22,969人が減少。

中でも話題になった「危機管理学部」は本来社会的危機への対応について学ぶ学部であるが、アメフト部への「危機管理対応」がなされていないと誤った論調が展開され、昨対74.3%(1,133人)で大幅減となった。日大の受験費用で見れば8億円(推計)ものマイナスだ。

早慶上智MARCH・関関同立

これらの大学の入試問題そのものには大きな変化はなかった。関東の私大は、同じ大学でも学部ごとに入試傾向ガラリと変わるので(学部自治)、「早稲田の英語」「慶應の英語」「青学の英語」といった大学全体の傾向は厳密には存在しない。一方で、関西の私大は、同じ大学なら学部が異なっても傾向は似ている。

英語の傾向

ここ最近の傾向として、経営学部、商学部、経済学部などの学部では時事的な内容が増えている。例えば、「ビットコイン」「ベーシックインカムについて」等のテーマだ。背景知識があるかないかでかなり差がついてしまうため、これらの学部を受ける場合は引き続き要注意といえる。

2020年の大学入試予想レポート概要

入試問題の傾向/極端な変化なし、トレンドは抑えるべし

2020年、大学入試はセンター試験最後の年。センター試験はそもそも毎年完全にワンパターンな試験傾向のため、最終年にわざわざ変える必要もなく変化はないと予想。

各大学の入試問題で見ると、入試問題は大学ごとに「こういう受験生を採りたい」という意図で作成される。関東私大の場合は、学部の色も色濃く出るが、そもそも取りたい学生の方針が変わらなければ、入試内容も極端には変わらない。

ただし、ここ数年続くトレンドは引き続き影響しそうだ。(例:英語の入試、経営学部、経済学部、商学部などで時事問題が出題など)

志願者傾向/私大難化は継続、安全志向で浪人防ぐ

今年に継続し、各大学は「入学定員管理の厳格化」の影響を受け合格者を縮小。特に、大学入試大改革における英語4技能では、センター試験では必要なかった「話す」「書く」が追加される。

受験生は2020年で浪人すると、2021年の入試改革の対策が求められるため、”後がない入試”として2020年で確実に受かるための併願受験が増加、今年にも増して現役志向が強まる予測。

大学入試変革による新たな動き

2021年の大学入試大改革では、大学入学者選抜において従来の「知識・技能」が重視されてきた評価から、多面的・総合的な評価に変わる。

例えば私大受験でもボランティア経験などを聞くようになり、各大学ともアドミッションポリシーを設定、”自分たちに合う学生”を求めるようになっている。国立大も、推薦入試が増大し、より個性的な学生を取ろうとしている。大学入試の新たな動きに注目し続け、早期に準備することが求められそうだ。

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