グローバル人材の育成・採用に役立つテスト「VERSANT」2018年度リポートを発表、TOEIC800点以上でも4割が英語スピーキング力に課題

日本経済新聞社がまとめた英語スピーキングテスト「VERSANT」の2018年度リポートによると、TOEICで800点以上を取る人のおよそ4割が英語のスピーキング力に課題があることが分かった。

語彙や構文に関する知識は多い半面、発音などスピーキングの分野を苦手にする人が多く、TOEICで高得点を獲得しても、必ずしも英語でのコミュニケーション力が高いことにはならないようだ。

2018年度英語スピーキングテスト「VERSANT」リポートのサマリー

  • VERSANT総合スコアの平均は43.9点、日本人平均を6点近く上回る
  • ネイティブと議論できる58点以上は全体の1割、「海外赴任の目安」の47点以上は3分の1
  • 法人モニター受験者の6割、「流暢さ」「発音」が大きな弱点
  • TOEIC800点以上も1000人近くが受験、4割は英語スピーキング力に課題
  • 大学生がハイスコア連発。上位300人の4割を占める

「VERSANT」の2018年度リポートは、国内で2019年3月までの1年間にモニターなどとして受験された約3500人のスコアを分析。

VERSANTは「本当に話せる英語力の証明」をキャッチフレーズに掲げている。

TOEICで800点を超えた人がVERSANTを受験したところ、TOEIC800点以上でも英語スピーキング力のVERSANTではスコアに大きな差があることがわかった。VERSANTとTOEICのスコア相関図(下グラフ参照)をみると、TOEIC800点以上の層のおよそ4割が、VERSANTでは英語でビジネスをするために必要とされる47点を下回っている。

「TOEICが800点を超えても、実際のビジネスの場で英語を話せない」と指摘する企業の人事担当者は多く、今回の調査はそのことを裏付ける結果となっている。

「VERSANT」とは

VERSANTは世界の出版・教育大手のピアソンが開発しており、国内では16年から日本経済新聞社が販売。金融大手など200社以上の法人顧客に、社員の英語力の評価や採用などで使われている。

日経では18年春から、有力企業を対象にした法人モニター試験や、大学生が無料で受験できる「就活チャレンジ」などのキャンペーンを実施してきた。今回発表したリポートはこれらの無料受験の結果をもとにまとめている。

VERSANTは「本当に話せる英語力の証明」をキャッチフレーズに掲げている。

世界でVERSANTのユーザーが増えているのは、英語コミュニケーション力を高度な音声認識技術で詳細に採点でき、しかも「流暢さ」や「発音」など4スキルごとの実力も分かるから。テストはスマートフォンを使い、20分程度で受けることができる。総合スコアと、4スキルについて20点~80点まで1点ずつスコアが出る。


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Natsuki Shinbo
埼玉県出身。2018年12月からほぼ毎日EdTech Mediaの記事を更新しています。 EdTech Mediaのほかに、教育業界に特化した転職サイト「Education Career」を運営している株式会社ファンオブライフのマーケティング担当です。