PIXTAとハノイ工科大学、機械学習に関する共同研究を開始

ピクスタ株式会社(東京都渋谷区 代表取締役社長:古俣大介、東証マザーズ:3416、以下「ピクスタ」)のベトナム現地法人 PIXTA VIETNAM と、ベトナムで初めて技術系総合大学として創立されたハノイ工科大学(1 Dai Co Viet,P. Bach Khoa,Q.Hai Ba Trung,TP.Ha Noi)は、2019年4月18日に、機械学習における共同研究実施の合意を取り交わしたことを発表した。

本共同研究では、ピクスタの海外システム開発拠点であるPIXTA VIETNAM内で機械学習などの研究開発を行うラボチームと、ハノイ工科大学 SAMI(応用数学・情報工学研究科)の教授・学生が協働し、PIXTAが持つ4,000万点の高品質・高解像度な商用画像素材データを活かしたAIを構築することを目標にしている。

これにより、PIXTAサイト上での素材検索精度向上などユーザー体験を向上させる他、PIXTAのみならず、外部の第三者もPIXTAのAIを活用できるようになることを目指す。また、本共同研究を通して、機械学習の自社開発ノウハウの構築とともに、ベトナムにおける高度IT人材の採用や育成にも貢献していく。

ピクスタとハノイ工科大学の共同研究実施の背景

政府がIT産業の成長を後押しするベトナム

ベトナムでは、国策としてIT教育を推進しており、GDPに対する教育への政府支出割合が6.6%(日本は3.4%)と世界的に高い水準を誇っている。

ベトナム国内600以上の大学のうち約250の学校でICT(情報通信技術)教育が実施されており、IT業界における大卒者の割合も2017年時点で77.12%、2020年までにIT技術者を100万人に増やすことを目指している。

こうしたIT人材育成の高まりを背景に、ベトナムは長年オフショア開発拠点として注目されてきた。日本人との文化的親和性も高く、日系IT企業も多く進出しており、ピクスタも2016年に現地法人を設立している。

ベトナム最高位の理工系大学・ハノイ工科大学学生との共同研究

ベトナム初の技術系総合大学として1956年に設立され、約40,000名(2018年データ:37,200名)の大学生、大学院生、博士課程の学生が所属しているハノイ工科大学。

世界中の大学や研究機関、教育機関と共同研究やプログラムを実施しており、国内外問わず学術面で注目されている、ベトナム最高位の大学である。

しかし、機械学習をはじめとする高度な技術をもつエンジニアが増えてきたり、大学のレベルもあがってきている一方で、国内のエンジニア就職先としては依然としてオフショアの受託開発が中心であり、高度技術を活かせていない人材も多いのが現状。

ピクスタとしては、こうした人材のポテンシャルを活かしながら自社の事業を加速させていくとともに、ベトナムの高度IT人材の育成に寄与していきたいという思いから、今回の共同研究を進めていくことになった。

PIXTAがAIの研究開発で目指すもの

PIXTAでは、中長期スパンで下記のようなAIの研究開発を進めていく。

4,000万点以上の素材に対する情報付与の自動化

クリエイターがPIXTA上に動画素材をアップロードする際、購入者が素材検索をするのに必要な情報が自動で付与される仕組みを作っていく。また、すでに一定の研究成果が上がっている写真・イラスト素材については、1つの素材に対して複数情報が付与されている中で、情報の重要度ランクを自動化して付与するなど、情報精度をさらにあげていく。

PIXTAには、4,000万点以上の写真・イラスト・動画素材と、それらの関連データを保有しており、これを解析し活用。

これにより、クリエイターが素材販売をするまでの作業の効率化が実現できるだけでなく、PIXTA上での素材検索の精度が高まり、購入者がニーズにあった素材をより効率的に発見できるようになる。

▲例:「コップ」と検索した時に、コップがメインで映っているような素材が上位表示される。

例:「コップ」と検索した時に、コップがメインで映っているような素材が上位表示される。

売れ筋素材の予測

顧客データと画像解析に基づく売れ筋画像を予測できる仕組みを作ることにより、クリエイターがより市場ニーズに合った素材を効率的に制作できるようになることを目指す。また、素材の購入者側は、過去の購買データや行動データを元にした検索結果が表示されることで、より効率的に欲しいイメージ素材を発見できることを目指す。

高精度画像AIの外部提供

PIXTAの高精度画像AIをサービスとして提供し、PIXTAのみならず、外部の第三者がPIXTAのAIを活用できるようにしていくことを目指す。

ハノイ工科大学との連携強化

ベトナムの高度IT人材育成にも積極的に関わり、インターンシッププログラムやコンテストスポンサー等、ハノイ工科大学とのオフィシャルパートナーとしての連携を強化することも目指していく。

PIXTAについて

「PIXTA」はプロ・アマチュア問わず誰もが自ら制作した写真・イラスト・動画・音楽をインターネット上で売買できるデジタル素材のマーケットプレイスとして2006年5月に開設。

あらゆるジャンル、媒体のクリエイティブを支える豊富なイメージ画像・動画・音楽を取り揃え、日本を中心に、アジア各国の生活・文化にそった豊富なアジア素材が特徴である。

現在は、英語、簡体字、繁体字、タイ語、韓国語に対応し、アジアのクリエイティブ制作分野の人々から高い支持を受けている。

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