オンライン学習プラットフォームShareWisを運営する株式会社シェアウィズと日本語教育のベンチャー企業である有限会社ジャパンオンラインスクールは、ShareWis上で、外国人IT人材向けに特化した日本語動画コースの販売を2018年5月29日(火)に開始した。
スマートフォン・タブレットからも講座を受講することができ、忙しいIT人材のために、いつでもどこでも学べる環境を提供する。初年度2,000名、50社の利用を見込んでいる。
ITビジネス日本語講座
コースの詳細
- 講座名: IT Business Japanese Course – ITビジネス日本語講座
- URL : https://share-wis.com/courses/japanese-for-it-business
- 定価 : 19,800円(税込)
コースの特徴
- ITビジネスに特化した学習内容
- 元ITエンジニアの日本語教師が開発(IT企業監修)
- 日本のビジネス文化、日本人とのコミュニケーションのポイントも紹介
- オンデマンド型の動画レッスンで、いつでもどこでも受講可能
- スマートフォン・タブレット対応
オンラインコースの内容
IT人材の業務に合わせた、10種類の場面別動画コンテンツを提供。
- 面接
- 新しい職場で
- 指示を受ける
- 打ち合せ
- 開発中のやりとり
- 進捗報告
- 単体テスト・結合テスト
- システムテスト
- 顧客デモ
- 顧客検収テスト・アフターサポート
提供する背景
国内のIT人材の不足規模は2015年で約17万人。
2030年は中位シナリオで約59万人と予測されている(経済産業省:IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果(平成28年6月))。IT人材不足の解決策の1つとして、外国人IT人材の登用がある。
国内で働く外国人IT人材は近年増加傾向であり、平成26年で3.2万人に達している。
平成20年の約1.8万人と比べ57%(約1.4万人)増加しており(経済産業省:海外IT人材の活用について(平成27年3月))、今後も増加が見込まれている。
また、日本再興戦略においても「優秀な人材を我が国に呼び込み、定着させる」ため、高度外国人材の受け入れ要件が緩和されるとともに、高度外国人材受入環境の整備等が求められている。
一方で、外国人が国内企業で活躍するためには、語学の問題があり、特に、IT業界で活躍するためには、一般的な日本語能力の他、専門用語の習得や、ビジネス慣行に習熟する必要がある。
一般的に、外国人がビジネス日本語を学ぶ研修では、敬語をメインに学ぶ。しかし、IT業界では比較的カジュアルな会話も多く、また、エンジニアは社外より社内メンバーとの会話が多いなど、日本語の使用環境が異なるため、ITビジネス日本語に特化した教材が必要と考え、本講座の提供に至った。