株式会社すららネットが提供するクラウド型学習システム「すらら」が初めて放課後等デイサービスに導入される。まずは、7月より大阪府の「個別療育センター ココスマイル」で、8月より栃木県の「放課後等デイサービス『グローバルキッズメソッド』」西原店にて運用が開始されるという。

「すらら」を導入する「個別療育センター ココスマイル」外観
放課後等デイサービスとは
学校通学中の障がい児に対して、放課後や夏休み等の長期休暇中において、生活能力向上のための訓練等を継続的に提供することにより、学校教育と相まって障害児の自立を促進するとともに、放課後等の居場所づくりを推進。
2012年に児童福祉法改正により制度化。(参考:厚生労働省HP)
「すらら」小学校低学年版を導入
放課後等デイサービスである「ココスマイル」、「グローバルキッズメソッド」に導入されるのは、「すらら」小学校低学年版。
「すらら」小学校低学年版は、子どもの発達科学研究所監修のもとに、発達障がいや学習障がいを持つ子どもでも取り組みやすく学力を伸ばせるよう、カリキュラム構成や画面の見やすさ、説明の理解のしやすさを考慮し制作されている。
個別療育における学習支援が必要とされる中で、人に教えてもらうよりeラーニング教材で学習するほうが発達障がい児に適している点もあると言われており、「ココスマイル」、「グローバルキッズメソッド」は「すらら」低学年版を導入することで効果的な個別学習を提供出来る。
年々増加する放課後等デイサービス
放課後等デイサービスは、制度が始まった2012年以降、施設数は増加の一途をたどり、現在は全国で約9600施設が存在する。その中で「すらら」は、「ココスマイル」、「グローバルキッズメソッド」をはじめとした放課後等デイサービスの療育へeラーニングを活用した学習支援を盛り込むことを可能にし、他の施設との差別化につなげていくという。