公立学校の教員になるためには、教員採用試験を受験しなくてはなりません。決して、簡単な試験ではありませんので、十分な対策が必要となります。また、教員採用試験は、各自治体ごとによって特色がありますので、自分の受験する自治体が決まったら、試験の特徴を把握しておくことが試験対策の第一歩となるでしょう。
この記事では、山梨県の教員採用試験についてまとめていきます。山梨県の教員採用試験を受験しようと考えている方は、ぜひ、参考にしてください。
山梨県の教員採用試験の特徴
山梨県の教員採用試験は概ね以下のようなスケジュールや試験内容で行われます。平成29年度採用試験の実施概要を参考にしました。
参考:平成30年度採用 山梨県公立学校教員選考検査の概要について
日程 | 内容 |
志願書受付 | 5月31日~6月2日 |
受験票交付 | 6月21日 |
一次試験 | 7月9日 |
二次試験 | 7月29日、8月16日~18日 |
最終結果発表 | 9月下旬 |
一次試験
山梨県の一次試験の筆記試験では、一般教養、教職教養、専門教養が科目となります。
また、小学校・特別支援学校小学部の体育、中学校・特別支援学校中学部の体育、高等学校・特別支援学校高等部の体育、中学校の音楽、中学校の美術では、実技試験もあるようです。
二次試験
山梨県の二次試験は2回に分けて行われます。
1回目は、適性検査、作文、実技(中学校・高等学校の英語)が試験科目になります。
2回目は、個人面接、集団討議、実技(小学校・特別支援学校小学部の音楽)が試験科目になります。
受ける科目や校種によっては、実技試験もあるので、確認しておきましょう。
山梨県の教員採用試験の倍率
山梨県の教員採用試験の校種別の倍率です。平成30年度採用の倍率を参考にしました。
小・中・高等学校
- 小学校・・・2.5倍
- 中学校・・・4.9倍
- 高等学校・・・10.4倍
特別支援学校、養護学校、栄養教諭
- 特別支援学校・・・2.3倍
- 養護学校・・・3.7倍
- 栄養教諭・・・20.0倍
山梨県教員採用試験の受験資格について
ここ数年の受験資格については、以下の通りです。
- 地方公務員法第16条及び学校教育法第9条に規定する欠格条項に該当しない場合
- 志願する校種・教科に相当する教諭・養護教諭の教育職員免許状を所有する者又は採用の前日までに取得が見込まれる場合
- 特殊教育諸学校の場合は、上記以外に、原則として盲・ろう・養護学校いずれかの教育職員免許状を所有する者又は採用の前日までに取得が見込まれる場合
- 採用日(4月1日)に40歳未満の場合
山梨県の教員の待遇(初任給)について
平成27年4月時での初任給は、大卒199,700円、院卒221,900円となっています。
加えて、教職調整額、義務教育等教員特別手当及び各種手当(通勤手当、住居手当、扶養手当、期末勤勉手当等)が要件に応じて支給されるそうです。
参考:山梨県/選考検査等Q&A
山梨県の教員採用試験におすすめの参考書、問題集は?
山梨県の教員採用試験は一次試験、二次試験ととても科目数が多い試験となります。
二次試験では面接や集団討議もありますので、筆記試験の対応を早めに始めておくと良いでしょう。
以下、おすすめの参考書、問題集です。