この記事は、日本国内の玩具市場についてまとめています。一般社団法人の日本玩具協会が発表しているデータをもとにまとめています。一般社団法人日本玩具協会は、玩具市場を以下のように分類しています。
- ゲーム(テレビゲーム関連を除く)
- カードゲーム、トレーディングカードゲーム
- ジグソーパズル
- ハイテク系トレンドトイ
- 男児キャラクター
- 男児玩具
- 女児玩具
- ぬいぐるみ
- 知育・教育(ベビーカー・チャイルドシート・三輪車などの乗用関連を除く)
- 季節商品
- 雑貨
- ホビー
- その他
玩具市場規模の概要

2015年度の国内における玩具市場規模は上代価格(希望小売価格)ベースで前年度比99.0%の8,003億円。前年の2014年度は過去10年で最高の売り上げを記録していたが、2015年度も同水準。
玩具の中核を占める10分野(上記の1−10)では、2015年度の市場規模は前年度比102.2%の5,015億円で、同じく過去10年で最高だった2014年度を上回りました。
玩具の周辺市場には、このほかにもテレビゲームをはじめ、様々なキッズやエンターテインメントの市場があり、少子化の中でも玩具関連市場と玩具業界の可能性は大きなものがあります。
※主要10分野とは、①ゲーム(テレビゲーム関連を除く)、②カードゲーム、トレーディングカードゲーム、③ジグソーパズル、④ハイテク系トレンドトイ、⑤男児キャラクター、⑥男児玩具、⑦女児玩具、⑧ぬいぐるみ、⑨知育・教育(ベビーカー・チャイルドシート・三輪車などの乗用関連を除く)、⑩季節商品、です。
玩具・おもちゃ・知育関連市場
分類※単位:百万円 | 2014年度 | 2015年度 | 前年比 | |
1 | ゲーム(テレビゲーム関連を除く) | 14,600 | 15,137 | 103.7% |
2 | カードゲーム、トレーディングカードゲーム | 87,139 | 96,268 | 110.5% |
3 | ジグソーパズル | 12,301 | 11,439 | 93.0% |
4 | ハイテク系トレンドトイ | 4,509 | 5,942 | 131.8% |
5 | 男児キャラクター | 89,532 | 71,103 | 79.4% |
6 | 男児玩具 | 45,081 | 52,601 | 116.7% |
7 | 女児玩具 | 52,423 | 54,496 | 104.0% |
8 | ぬいぐるみ | 22,339 | 19,236 | 86.1% |
9 | 知育・教育(ベビーカー/三輪車などの乗用関連を除く) | 157,600 | 168,799 | 107.1% |
10 | 季節商品 | 55,063 | 54,073 | 98.2% |
11 | 雑貨 | 119,122 | 102,440 | 86.0% |
12 | ホビー | 137,697 | 137,436 | 99.8% |
13 | その他 | 11,301 | 11,360 | 100.5% |
一般社団法人日本玩具協会が発表している国内の玩具・おもちゃの市場規模は上記の通りです。玩具市場は、一つのヒット商品が大きく市場に影響を与えてしまうので、変動が比較的大きいです。「妖怪ウォッチ」のブームによって、2014年度の男児キャラクターの市場は好調でしたが、2015年度は大きく減少しています。
上記の玩具関連市場の中では、知育関連商品の規模が最も大きく、これはeラーニングの市場とほぼ同水準の大きさです。