
[オンライン英会話の登場]
日本の経済的な競争力の低下や、人口減少による低い経済成長によって、
グローバルという言葉も当たり前に使われるようになった。
その時代背景の必然として、社内公用語を英語にしたり、昇進や採用にはTOEICの基準点を満たしていることを条件にする企業も増えてきた。
そういった日本の外的環境とSkypeなどの情報通信技術の発展によって、
一気に認知度を高めたサービスが「オンライン英会話」だ。
オンライン英会話は、Skypeを利用して、英語教育に優れたフィリピン人と日本の生徒をつなぎ、英語の授業を行う。
日本の高額なオフィス賃貸料、講師(主にネイティブ)への賃金を負担せずにすむサービス提供者は、
従来の英会話サービスより安価で授業を提供できる。
また、ユーザーは時間や場所の縛りを受けずに受講することが出来る。
その利便性が受けて、ここ数年で、一気に知名度があがり多くのプレーヤーが参入している。
[日本のオンライン英会話の代表格レアジョブ]
その中でも、知名度が最も高いのがレアジョブだ。
2007年10月に設立されたレアジョブは、25分129円〜という分かりやすいキャッチフレーズ、積極的なプロモーションで会員を獲得していった。

サービス開始5年での登録会員数が15万人を超えたと発表していた。
実際に利用している人も多く、毎日25分話して5,000円はかなり安価と言える。
有効活用出来れば、英会話の力はかなりついていくだろう。
[レアジョブの今後]
オンライン英会話は続々と参入するプレイヤーが増えており、今後も競争は激化していくと思われる。
かつてのNOVAがそうだったように、TVCMに代表されるマスメディアへの積極的なプロモーションで、会員数を一気に伸ばすのではないだろうか。
IPOを含めた大型の資金調達を行い、競合プレイヤーに一気に差をつけていくのではないだろうか。
オンライン英会話は、教育業界における分かりやすい破壊的イノベーションの事例で、今後も注目していきたい。
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