アカデミスト、月額課金型のクラウドファンディングサービス「academist Fanclub」をリリース

日本初の学術系クラウドファンディングサービス「academist」を運営するアカデミスト株式会社は11月5日、月額課金型のクラウドファンディングサービス「academist Fanclub」を開始した。また、academist Fanclubの第一弾プロジェクトとして、アカデミスト自体の取り組みに賛同する方に向けた募集ページをリリースした。

今後は、大学院生限定(学振取得者可、年齢不問)でacademist Fanclubへのチャレンジャーを募集する。

月額課金型クラウドファンディング導入の背景

これまでアカデミストでは学術系クラウドファンディングサイト「academist」と学術系メディア「academist Journal」の運営を通じて、さまざまな分野の研究者の魅力を社会に届ける仕組みを構築してきた。

クラウドファンディングの運営に携わるなかで、チャレンジャーの方々から「資金獲得だけではなく共同研究者がみつかるなど副次的な効果もあった」という前向きな声があった一方で、「チャレンジ終了後にも継続してご支援いただける仕組みがほしい」といったスポット型クラウドファンディングの弱点を指摘する声もあったようだ。また、サポーターの方々のなかに、支援に対するリターンとして研究プロセスを継続的に知ることを希望する声もあった。

アカデミストのクラウドファンディングでは、支援のリターンとして「研究進捗レポート(電子版)」を受け取ることができるが、報告を受けることのできる回数は1回のみであることが多く、継続的に情報を得ることができないプロジェクトもあった。そこで今回、サポーターは毎月研究者からの報告レポートを受け取ることができ、研究者は月額で研究資金を受け取ることのできる月額課金型のクラウドファンディングサービス「academist Fanclub」を開始するにいたった。

academist Fanclubの概要

academist Fanclubでは、研究者はプロジェクトページに研究概要、リターン内容、最終的な研究目標をまとめ、研究の進捗を毎月進捗報告欄に記入する。サポーターは、たとえば月額1,000円の支援であれば研究進捗を知ることができるといったように、支援額に応じたリターンを毎月受け取ることができる。リターンの種類には、オンラインコミュニティの参加権やオフラインでの交流会など、プロジェクトによりさまざまなパターンが考えられる。

第一弾プロジェクトについて

academist Fanclubの第一弾プロジェクトとして、academist自体の取り組みに賛同する人々の募集を開始した。アカデミストでは、「開かれた学術業界を実現し、研究者の価値を最大化することで、学問の発展に貢献する!」をビジョンに掲げて、まずは現在の学術業界の資金的課題を解決することを目指している。リターンとして、アカデミスト主催のイベント参加券やWebサイトへの名前掲載、academistオンラインコミュニティ参加券などを用意している。

チャレンジャー募集

今回、大学院生限定(学振取得者可、年齢不問)でacademist Fanclubのチャレンジャーを募集する。日本では生活のためにアルバイトをしている大学院生も多くみられるが、academist Fanclubを活用しその時間を研究活動に回すことができれば、より研究に集中できるようになるだけでなく、研究進捗レポートなどを通じてアウトプット技術を磨いていくこともできる。