すららネットの算数e-ラーニングシステム「Surala Ninja!」、官民協働「EDU-Portニッポン」公認プロジェクトに採択

日本の小・中・高校生ならびに海外の小学生向けの対話型ICT教材開発・提供を通じ教育支援を行う株式会社すららネットが開発・提供する海外小学生向け算数e-ラーニングシステム「Surala Ninja!」の海外展開事業が、官民協働のオールジャパンで取り組む「日本型教育の海外展開事業」である「EDU-Portニッポン」の公認プロジェクトに採択された。

「EDU-Portニッポン」とは、官民協働のオールジャパンで取り組む「日本型教育の海外展開事業」。

高い基礎学力や規律ある生活習慣を育む初等中等教育、質の高い理数科教育、高等専門学校や専修学校に代表される産業人材育成の仕組み、テクノロジーを活かしたICT教育、学習塾など、日本が世界に誇る教育コンテンツは、世界から高い関心を集めているものの、その取り組みはこれまで個々の企業・団体レベルで行われていた。

このような背景を受け、2016年より文部科学省、経済産業省、外務省、国際協力機構(JICA)、日本貿易振興機構(JETRO)をはじめ、地方公共団体、教育機関、民間企業、NPOなど官民協働で「EDU-Portニッポン」事業に取り組み、日本の魅力ある教育の海外展開を促進している。

「EDU-Portニッポン」において、実証的に海外で事業を展開する取り組みが「パイロット事業」だ。

このたび、59件の応募の中から「Surala Ninja!」の海外展開事業が、「パイロット事業」の公認プロジェクトとして採択された。「Surala Ninja!」はアジアで人気の日本製アニメ上で忍者キャラクターと一緒に楽しく学べるデジタル教材で、現地の学習塾や私立学校では、算数を学ぶだけでなく、日本型教育の特徴である「挨拶」や「マナー」などの「しつけ」も学ぶ授業が行なわれている。

すでにスリランカにおいて自立的な事業展開が行われている点、また、所得格差による子どもたちの教育機会格差を解消するとともに、ファシリテーターを務める女性のエンパワメントに資する点が評価され、今回の採択に至った。

「Surala Ninja!」は、「すらら」の海外版として小学生向けに開発された、インタラクティブなアニメーションを通じて加減乗除の四則計算を楽しく学べるe-ラーニングシステム。現在、スリランカ向けのシンハラ語版、インドネシア向けのインドネシア語版、また、主にインドで活用されている英語版がある。

スリランカにおいては、JICAプロジェクトとして2014年から現地のマイクロファイナンスの組織「女性銀行」と連携し、小学生がシンハラ語で算数を学べる算数塾「Surala Juku」をスタートした。そこでは、教育訓練を受けたBOP層の女性がファシリテーターとして塾運営を行ない、女性の自立にも貢献している。2017年からは学習塾の形態だけでなく、私立学校やインターナショナルスクールでも導入されるなど学校分野での活用も広がっている。

すららネットは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念とし、アダプティブな対話式ICT教材「すらら」を、国内では690の塾、150の学校に提供している。発達障がいや学習障がい、不登校、経済的困窮世帯を含む約58,000人以上の生徒に学習の機会を提供するなど日本の教育課題の解決を図ることで成長を続け、代表的なEdTechスタートアップ企業として昨年東証マザーズに上場した。JICAの事業採択を受けたスリランカやインドネシアでのプロジェクトを契機に、海外での事業展開を開始した。これらにより、これまで十分な学ぶ機会を得られなかった子どもたちも、すららによる学びの輪に加わっている。

すららネットは今後も、世界中の教育格差という社会課題を最先端技術で解決し、教育格差の根絶に向け貢献していく方針だ。