大阪大学箕面新キャンパス学寮施設整備運営事業が本格始動

大阪大学は、2020年の箕面新キャンパスへの移転に伴い、「大阪大学箕面新キャンパス学寮施設整備運営事業」として、新しい学寮を建設する。

大阪大学箕面新キャンパス学寮施設は、一般的な学寮施設機能に加え、日本人学生と外国人留学生の日常的な異文化交流の場を提供する、混住機能を兼ね備えた学寮施設。増加する外国人留学生の早期順応や、日本人学生のグローバル化実現を目指している。

新学寮を建設する箕面新キャンパスは、箕面市による開発が進む、北大阪急行線「箕面船場阪大前駅」(2020年開業予定)周辺エリアに整備される。新キャンパスは、開発エリア内の屋外パブリックスペースや複合施設と一体化した市民にも開かれたキャンパスを形成する。

オープンスペースを設置し、市の文化交流施設やホールとの効率的な共同利用を図り、また、新キャンパスに入る外国語学部の特徴を活かした国際色豊かな大学行事等を市民に開放することで、本学学生に加え一般市民が自然に異文化体験ができる「世界と市民を結ぶキャンパス」を目指すようだ。今回、箕面新キャンパス学寮施設整備運営事業は、PFI(Private Finance Initiative)事業により行われ、平成30年7月31日付でPFI 阪大箕面コ・クリエーションハウス株式会社と事業契約を行った。

背景

大阪大学では、2020年に、箕面新キャンパスの移転が決定している。

「地域に生き世界に伸びる」という大阪大学の理念のもと、箕面新キャンパスを、世界の言語と言語を基底とする地域の文化や社会に関する研究の集積拠点とするとともに、世界の言語や文化、社会に関する高度な専門的知識と幅広い学識を身につけたグローバル人材を育成する場、また、外国人留学生に対する日本語・日本文化の教育を通して世界に向けて日本語・日本文化を発信する拠点、さらに、長年にわたり集積された外国語・外国学研究の成果、いわば「世界知」ともいうべきものを介する地域と世界の接点とするため、「箕面新キャンパス構想」を掲げている。

さらに、グローバルな生活環境から人と人とのインタラクションが芽生える新しいハウジングを目指す「グローバルビレッジ構想」のもと、本学学生(日本人学生及び外国人留学生)が日常的に交流する混住型学寮として、大学の国際競争力強化及び「多様な知の協奏と共創」に貢献することを目指し、新たな学寮の整備を進めている。

本事業について

本事業では、新箕面キャンパスに、これまで10棟に分散していた学寮施設を1棟に集約化し、混住型学寮320戸と民間附帯施設を一つの建物として整備する。

学寮では、一般的な学寮施設に加えて、共用リビングやスタディルームを設置し、本学の日本人学生と外国人留学生が日常的に交流できる環境を整備する。これにより、外国人留学生が日本の生活環境に速やかに順応できるとともに、日本人学生においても、学寮がグローバルな学びの場となる。

また、箕面新キャンパスは、現在延伸工事が進められている北大阪急行線「箕面船場阪大前駅」(2020年開業予定)が最寄駅であり、箕面市の各種公共施設も整備されるエリアに位置し、教育研究施設と学寮を併設する都市型キャンパスだ。オープンスペースを設置して、市の文化交流施設やホールとの効率的な共同利用を図り、世界の言語や文化を紹介する多彩な大学行事(語劇祭や夏まつり)を市民に開放することで、本学学生に加え一般市民が自然に異文化体験ができる「世界と市民を結ぶキャンパス」を目指す。そのような中で、学寮と併せて行う民間附帯事業は、賃貸住宅及び物販・飲食店舗等を計画しており、学寮及び箕面新キャンパスの利便性を向上させるとともに、一般市民との交流促進、地域の活性化を図るものとなっている。

施設概要(予定)

  • 敷地面積:2,000.00 ㎡(605.6 坪)
  • 延床面積:10,407.64 ㎡(3,151.44 坪)
  • 階数:地上 12 階
  • 構造:鉄筋コンクリート造
  • 概要:学生寮 320 室(約 18 ㎡/室)、民間付帯施設①(賃貸住宅 24 室、約 25 ㎡/室)、民間付帯施設②(物販・飲食店舗など)