N高とANA、新たな遠隔地教育の実現のため共同トライアル授業を実施

学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校(以下 N高)とANAホールディングス株式会社は、ANAが提供する遠隔操作ロボット「ANA AVATAR(Beam Pro):以下 Beam(ビーム)」を活用し、さまざまな制限によって通学が困難である生徒が参加できる「遠隔操作ロボ 通学コース」のトライアル授業を、2018年7月4日(水)~13日(金)の平日8日間、N高・横浜キャンパスにて実施する。

本トライアル授業の参加者は、自宅からPCを用いて遠隔操作ロボット「Beam」の操作をし、自身の分身としてロボットが横浜キャンパスに“通学”する。

これまで居住地域や身体的困難など物理的な制限の理由によって通学を断念せざるを得なかった生徒が、ロボットを通じて遠隔地から通学することで、一般の生徒と同じ授業に参加する機会得ることができる。

横浜キャンパスにいる生徒とコミュニケーションを取り、ディスカッションやグループワークを中心とした授業に参加する。

N高には、日本各地から時間や場所を選ばずにオンラインで授業を受けられる「ネットコース」と、各地のキャンパスに通って学習する「通学コース」の2つのコースがある。

通学コースでは、主体的・双方向型のアクティブラーニングや、生徒が自ら興味のある分野を探求する課題発見・解決型のプロジェクト学習を多く行っている。しかしながら、居住地域や身体的困難など物理的な制約のある生徒は、通学コースでより実践的で双方向的な学びを得たいという意思がありながら、自宅から授業を受けられるネットコースを選択せざるを得ないという現状があった。

「遠隔操作ロボ 通学コース」では、自宅にいながら自身がロボットを操作して、まるで分身がキャンパスを自由に移動しながら他の生徒とコミュニケーションできることから、より参加意識が高まることを期待しているようだ。

一方ANAはAVATAR(時間、距離、文化、年齢、身体能力など様々な制限に関わらず「移動」できる技術)の基礎技術を集約・発展させ、AVATARで人々を繋ぎ、世界をより良くすべくイノベーションを加速させていくことを目的として「ANA AVATAR VISION」を2018年3月に策定した。

教育分野における「ANA AVATAR VISION」の実現に向け、通学が困難な生徒が「Beam」を使って授業に参加する今回のトライアル授業を通して遠隔地教育の実効性を確認する。

「遠隔操作ロボ 通学コース」 トライアル授業概要

  • 日時:2018年7月4日~13日の平日
  • 時間:9:45~11:35(月~木)、14:15~16:05(金)
  • 場所:N高等学校 通学コース・横浜キャンパス (神奈川県横浜市神奈川区栄町2-9 東部横浜ビル1階)
  • 授業内容:アクティブラーニング型学習「プロジェクトN」(ディスカッションやグループワークへの参加)
  • 参加者:N高生2名(身体的不自由がある生徒)