朝日学生新聞社とアルクテラス、中高生の大学進学情報の収集法を調査

株式会社朝日学生新聞社とアルクテラス株式会社は、中学生・高校生を対象にアンケートを実施し、大学や受験の情報収集の方法に関する調査を行った。

アルクテラスが運営する勉強ノートまとめアプリ「Clear(クリア)」ユーザーを対象にインターネット調査を2017年12月23日~2018年1月6日に実施し、中高生ら714人から有効回答を得た。回答者のうち中学生は52%、高校生は47%、男性が20%、女性が80%となっている。

調査結果の概要

大学進学の情報収集の開始時期

​大学進学に関する情報は「積極的に集めている」が188人(26.3%)、「一応集めている」が277人(38.8%)と半数以上。

「積極的に」「一応」集めている人のうち、高校1年から集め始めた人が172人(35.9%)で学年別では最多。中学生から集めた人は計131人(42.2%)、中学入学以前からという人も23人(4.8%)で、半数が高校入学前に大学の情報を集め始めていることになる。

情報収集の情報源

情報を集める方法は「大学ホームページ」が356人(49.9%)、「大学パンフレット」が300人(42%)、「オープンキャンパス」が234人(32.8%)で、大学の公式な情報を参考にしていることがうかがえる。一方で、「進学情報サイト」260人(36.4%)、「SNS」が215人(30.1%)、「中学校や高校でのアドバイス」が200人(28%)、「先輩や友人や身内の口コミ」が163人(22.8%)で、第三者の意見も参考とされている。

もっとも参考にしている情報源は、大学ホームページ(19.7%)、大学パンフレット(16.7%)、オープンキャンパス(13.9%)が上位を占めた。SNS(8.3%)や口コミ(5.7%)、中学校や高校でのアドバイス(5%)は、情報収集手段としては使っているものの、参考にする度合いは低いことがうかがえる。

他方、自由回答では「オープンキャンパスはいいところしか言わないから、その大学の悪いところも知りたい」(高校2年・女子)、「大学の特色について、大学が開いているサイトでは主観的すぎて参考にしにくい」(高校3年・男子)など、大学の公式な情報以外を求める意見も見られた。

大学進学の情報収集に使うSNSの種類

大学進学情報を調べる際に使うSNSの種類は、Twitterが311人(43.6%)と最多。Instagramは6%、LINEQは7.6%、facebookは2.8%だった。SNSでの調べ方は「大学名で検索をする」が439人(73.9%)で最多。「大学のアカウントをフォローする」(20.5%)「受験生のアカウントをフォローする」(12.3%)「大学生のアカウントをフォローする」(10.8%)といった使い方も見られた。

進学先を選ぶ基準

進学先を選ぶ基準を優先度の高いものから3つ選択してもらったところ、「学びたい学問領域」が437人(61.2%)、「国公立か私立か」が333人(46.6%)、「学力や入試科目」が262人(36.7%)となった。
「学費」は205人(28.7%)、「奨学金制度」は82人(11.5%)と、経済的なことを考える人も見られた。自由回答では「奨学金制度について知りたいが、わかりやすいパンフレットがない」(高校1年・男子)、「受験費用や交通費のことも心配」(高校2年・女子)など、奨学金や受験費用の情報を求める声が目立った。

2020年度の大学入試改革の情報が得られていない

自由回答では、高校1年生や中学3年生を中心に、2020年度から大学入試制度が変わることへの悩みが多く上がった。新しい入試制度についての情報は、大学のパンフレットやホームページなどよりは、進学情報サイト、新聞や雑誌、塾などから詳しく発信されているものの、情報収集の手段を見ると、新聞や雑誌は64人(9%)、塾は137人(19.2%)と少ないため、中高生が情報をキャッチしきれていないと推測される。