STEM教育、STEAM教育といった言葉でも注目されているように、近年理数系教育に注目が集まっています。
日本にもスーパーサイエンスハイスクールという、科学技術や理科・数学教育を重点的に行う高校があります。この記事は、そにスーパーサイエンスハイスクールに関してまとめた記事です。
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)とは何か?

スーパーサイエンスハイスクールとは、文部科学省が、将来の国際的な科学技術関係人材を育成するため、先進的な理数教育を実施する高等学校を重点的に行う高校を指定する制度のこと。略してSSHと表記されることも多い。
スーパーサイエンスハイスクールでは、学習指導要領によらないカリキュラムの開発・実践や課題研究の推進、観察・実験等を通じた体験的・問題解決的な学習が行われ、文部科学省はそれを支援する。
スーパーサイエンスハイスクールに指定される期間は5年間。支援額は年間で900−1600万円で平成27年では203校が指定されている。
スーパーサイエンススクールの制度はいつから?予算は?
スーパーサイエンスハイスクールの制度は、2002年(平成14年)度に構造改革特別要求として約7億円の予算が配分され、開始された。
2015年(平成27年)度の予算は23億6,100万円、2016年(平成28年)度の予算は約21億5,500万円の配分がされている。
スーパーサイエンススクールの特徴は?
スーパーサイエンスハイスクールは、通常の学習指導要領の枠を超えて以下のような特徴を持つ。
- 学習指導要領の枠を超え、理数を重視した教育過程を編成
- 主体的・協働的な学び(アクティブ・ラーニング)を重視
- 研究者の講義、フィールドワーク等による興味関心の喚起
- 国際的な活動(海外大生との交流、国際学会での発表)
- 上記の取り組みを高校、大学の連携や企業との連携により高度に実施する
スーパーサイエンススクールの指定校は?
現在、スーパーサイエンスハイスクールに指定されている学校は以下の通り。