すららネットと札幌新陽高校、提携事業をスタート

株式会社すららネットと、学校法人 札幌慈恵学園 札幌新陽高等学校は、これからの時代を見据えた新たな学校の在り方や教育効果の実証に向けて、2017年10月に提携開始した。

すららネットと札幌新陽高校の提携の概要

すららネットとは

すららネットはゲーミフィケーションを応用した「対話型アニメーション教材」の「すらら」の企画・開発・販売を行っている。2012年にはeラーニングアワードフォーラムにて、教育部門最高の「日本e-Learning大賞 文部科学大臣賞」を受賞した。「すらら」は個々の理解度に応じた「アダプティブな学習」を提供できるのが特徴で、全国120校、690の学習塾で「アクティブラーニング」や「学び直し」のために活用されている。

札幌新陽高校とは

札幌新陽高校は「本気で挑戦する人の母校」をビジョンに掲げる学校。同校が2018年度に開設する「探究コース」では、生徒が「将来の働き方・生き方を具体的に描けるようにする」ことを目的とし、「実社会における経験」を通じて、「実務に必要な能力」やそのための「幅広い知識」を身につけるPBL(プロジェクトベースドラーニング)による学習を実施する。

提携の概要

すららネットと札幌新陽高校は「社会に貢献する実践力を持つ人材を育成する」という共通の志の下、相互のリソースを活かして、探究コースにおいて今後以下のような活動を行う予定。

  1. 「すらら」を利用し、幅広い学力層の生徒に対して「個別対応学習」を行う。
  2. すららネット主催の「すららアクティブラーニング」に参画し、これからの時代を生きるための思考力、基礎力、実践力といった「21世紀型スキル」を身につけさせる。
  3. 教員の「ICT教育リテラシー」を高め、ICT教材を駆使して教員を養成する。
  4. 海外に展開しているすららネットのネットワークを活用したPBLを検討する。

探究コースのコンセプト

探求コースでは、次の3つのミッションが掲げられている。

  • 偏差値教育ではなく、経験値を重視する教育課程の実践。
  • 生徒の発達とライフスキルを育む学習環境をデザイン。
  • 教育の出口を最終学歴ではなく、最新学習歴を更新し続ける力にシフトする。生徒の「生きたいように生きる力」を育む。

探究コースは、学校で積み重ねるものを偏差値から経験値に変え、教育の価値観を最終学歴ではなく最新学習歴を更新する力にシフトする。そのために、基本的な知識やスキルの獲得は非効率な一斉授業ではなく、テクノロジーを活用した効果的な個別学習を取り入れるとしている。

そのうえで、実社会や企業と繋がった教育課程ではなく、発達とライフスキルに焦点を当てた教育活動を実践。生徒の「自立と自律」、「やり抜く力」、「起き上がる力」、「探究力」を評価し、生徒のライフスキルの向上を目的に置いた学習を進める。

探究コースの展望

探究コースは人が育つ環境である学校を新たにデザインし、いきいきと生きている人で溢れる社会を実現させる、新たなリーダーの輩出を目指す。そして、これからの公教育のロールモデルとなる新たな教育価値を提唱し、日本の発展と世界の発展に教育分野から貢献するとしている。