ベネッセ、英語4技能検定「GTEC」スピーキングテストを茨城県内全ての公立中学校へ提供

株式会社ベネッセコーポレーションは、茨城県教育委員会が推進する「中学校英語力向上事業」の業務委託を受け、県内全公立中学校の2年生を対象に、同社のスコア型英語4技能検定「GTEC」のスピーキングテストを提供する。実施期間は2017年9月下旬から10月下旬。

タブレット端末を使った「GTEC」スピーキングテストの実施により、生徒の英語で話す能力を客観的に評価し、テスト結果を基に学習と指導の検証や改善を行うことが可能になる。また指導改善に向け、テスト結果に応じた指導の参考例がベネッセから提供される。

「GTEC」スピーキングテスト提供の背景

日本の英語教育は、これまでの「読む・聞く」力に加えて、「書く・話す」力の育成と評価も重視されるようになるなど、変化の時を迎えている。具体的には、次のような事例が挙げられる。

  • 2020年度からの新学習指導要領で実施される小学校5・6年生での英語教科化
  • 2019年度の中学校3年生を対象とする全国学力学習状況調査での英語4技能試験の導入
  • 2020年度の高校3年生が受験する大学入学共通テストにおける英語4技能を問う外部資格検定試験の利用の決定

こうした状況を踏まえ、茨城県教育委員会では、英語4技能の中で「話す」力の向上を目指す事業の2017年度からの開始を決定した。

この事業では、茨城県下の公立中学校2年生全員が「GTEC」のスピーキングテストを受検し、「話す」力の課題を把握するとともに、教員の英語指導と生徒自身の学習スタイルを改善することが目的となっている。

「GTEC」スピーキングテスト実施概要

「GTEC」は学習指導要領に沿った出題内容で、英語を使う力を多角的に測定するスコア型英語4技能検定。「GTEC」のスピーキングテストは、生徒一人ひとりがタブレット端末を使って解答する形式となっており、大人数での同時受検ができる。

スピーキングテストの実施概要

  • 名称:「GTEC」Speaking Test(約25分)
  • 対象: 茨城県内全ての公立中学校の中学2年生、約2万5千人
  • 直近の実施期間:2017年9月27日~10月20日 順次実施 (委託期間は2018年3月まで)

「GTEC」スピーキングテストの内容

  • Part A Reading Aloud(6問)
    対話の応答文を読み上げる形式の出題で、状況や英文を理解したうえで、正確な発音で音読ができるかどうかを見る。
  • Part B Listening and Responding(4問)
    図示された情報を読み取り、それに関する質問を聞き取ったうえで、適切に応答する力があるかどうかを見る。
  • Part C Telling a Story(1問)
    日常的な出来事について、話の流れを踏まえて相手に伝わるように状況を説明する力を見る。
  • Part D Expressing Your Opinion(1問)
    身近なテーマに対して、自分の意見とその意見をサポートする理由が言えているかを見る。