東京家学とベルリッツ、不登校専門のフリースクールに、英語4技能授業を導入 9月5日から開講

株式会社グロップが運営する、不登校専門の家庭教師・フリースクールなどの不登校支援をおこなっている「東京家学」と、語学・留学・グローバル人材育成に関わるサービスを提供しているベルリッツ・ジャパン株式会社は、英語4技能をバランスよく取り入れた新たなカリキュラム「英語コミュニケーションレッスン」を共同で開発し、「東京家学」の英語の授業として、2017年9月5日(火)より導入する。

導入背景

「東京家学」は民間の教育施設として、また数少ないフリースクールとして、不登校の状態にある子どもたちに、学校復帰のための支援をおこなってきた。

日本では不登校の小中学生が、全児童生徒数の1%以上いる。また、2012年度までは減少傾向だったのに対し、2013年度以降は増加に転じ、2012年に全児童生徒数の1.09%だったのが、2015年度には全体の1.26%となっている。
※ 不登校の原因や背景にあるものは、経済的な理由、人間関係やストレス、学校への不安や学習障害など、多様。子どもたちの状況や学力にもかなりの差異があり、多くの子どもたちは、次の進路の準備をするための基礎学力の向上を、学校に比べてより短い時間で行う必要がある。

そこで、今回、東京家学とベルリッツは、英語力を短時間でバランスよく育成するための特別なカリキュラム「英語コミュニケーションレッスン」の開発を行った。「英語コミュニケーションレッスン」は、外国人教師が「Reading, Writing, Listening, Speaking」のいわゆる4技能について、少人数制で行う授業となる。

※文科省 平成27年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」(速報値)

本物の英語に触れる意義

不登校の子どもたちは、英語学習において、いちから英語の勉強をやり直さなくてはならない、文字での学習が中心だと、発音の仕方がわからない、などの課題を抱えている。

そこで、スピーキング・リスニングといったコミュニケーションを中心に、外国人教師とグループで授業をおこなうことで、英語力に加えて「コミュニケーション」や「学習」に対する意欲を高めることも、本プログラムの目的となる。

ベルリッツと東京家学のノウハウを活用することで、効率的な学び直しと実用的な学習が可能になり、子どもたちの英語力とコミュニケーション力双方の向上が期待できると考えている。

「英語コミュニケーションレッスン」概要

  • 対 象 者:中学生・高校生
  • 日  程:9月5日(火)より毎週火曜日 13:00~14:30(中学生)/ 14:30~16:00(高校生)
  • 授業形態:ベルリッツの外国人講師1名による授業
  • 1クラス:生徒 5~6名
  • 授業時間:90分(途中10分休憩)
  • 開講場所:東京家学 神楽坂校

英語学習の効果

(東京家学・関西家学顧問・フリースクール学校評議員 / NPO法人教育研究所 理事長 牟田武生)

子どもたちが、英語を「使える」というレベルまで習得できれば、明確な武器と感じられ、自信を持つことにつながります。不登校の子たちの中には、留学を希望する子も少なくなく、実際に海外に行く経験をすることで価値観が広がり、日本では当たり前と思っていた狭い価値観の支配から抜けだけることもあります。
これまで支援をしてきた子どもたちの中にもA,B,Cから勉強を始め、留学を経験し、現在は英語を使って仕事をしているという人が何人もいます。
インプット型の学習だけではなく、ネイティヴの講師から英語を「アクティブラーニング」の形式で学ぶことは、子どもたちの考え方、そして将来の働き方を広げる良いきっかけになると考えています。

ABOUTこの記事をかいた人

教育系の研究科の大学院生です。専門は国語教育の授業開発で、魯迅の「故郷」の授業開発を研究しております。出身は北海道で、大学は京都、現在は関東に住んでいます。読書や美術館巡りが好きです。