社会保険労務士とは?試験の内容、合格率、難易度、受験資格は?

労働環境が多様化していく現在、社会保険労務士 は注目されている人気の資格です。今後のご自身のキャリアを考えるうえで、関心を持っている方も多いのではないでしょうか。

社会保険労務士試験は難関ですので、合格するためには相応の対策が必要です。まずは、社会保険労務士がどのような職業で、どのように試験が実施されるのかを把握しておきましょう。

この記事では、社会保険労務士やその試験についてまとめてみました。活用してみてください。

社会保険労務士とは?

社会保険労務士(社労士)とは、社会保険労務士法に基づいた国家資格者のことを指します。

企業の成長には、資金、モノ、人材が必要ですが、社労士はその中でも人材に関する業務を担当し、労働や社会保険に関する相談に応じたり指導を行います。社労士になるためには社会保険労務士試験を突破し、社会保険労務士名簿に登録することが必要となります。

企業の中では人事部の中での労務担当といったポジションで活躍される方が多いです。また、資格を活用して独立開業される方もいらっしゃいます。ただ資格を持っていれば、安泰といったことはなく、いかに顧客を獲得出来るかという営業力も非常に重要になります。

参考:全国社会保険労務士会連合会「社労士とは」『全国社会保険労務士会連合会』
https://www.shakaihokenroumushi.jp/about/tabid/203/Default.aspx

社会保険労務士の役割は?

社労士には以下のような役割があります。

  • 労働社会保険手続業務・・・労働社会保険の諸手続きを行う
  • 労務管理の相談指導業務・・・良好な労使関係の維持や労働者の納得を得るために、職場ごとに合わせたアドバイスを行う
  • 年金相談業務・・・年金制度の説明と事務手続きの手伝い
  • 紛争解決手続代理業務・・・裁判ではなく「あっせん」により解決
  • 補佐人の業務・・・相談時からの社労士が補佐人として弁護士とともに訴訟の対応を担当

参考:全国社会保険労務士会連合会「社労士とは」『全国社会保険労務士会連合会』
https://www.shakaihokenroumushi.jp/about/tabid/203/Default.aspx

社会保険労務士試験の内容は?

社会保険労務士試験は以下のような内容で実施されます。

また、実務経験によっては科目の一部が免除される場合があるので、あてはまりそうな場合は要項等で確認しておきましょう。

試験科目 択一式計7科目(配点) 選択式 計8科目(配点)
労働基準法及び労働安全衛生法 10問(10点) 1問(5点)
労働者災害補償保険法 10問(10点) 1問(5点)
雇用保険法 10問(10点) 1問(5点)
労務管理その他の労働に関する一般常識 10問(10点) 1問(5点)
社会保険に関する一般常識 1問(5点)
健康保険法 10問(10点) 1問(5点)
厚生年金保険法 10問(10点) 1問(5点)
国民年金法 10問(10点) 1問(5点)
合計 70問(70点) 8問(40点)

合格基準点は、選択式試験及び択一式試験のそれぞれの総得点と、それぞれの科目ごとに定められます。

各成績のいずれかが合格基準点に達しない場合は不合格となってしまいます。また、合格基準点は、合格発表日に公表されることになっています。

参考:厚生労働省、全国社会保険労務士会連合会「第49回(平成29年度)社会保険労務士試験受験案内」
http://www.sharosi-siken.or.jp/pdf/01_01_annai.pdf

試験の合格率はどの程度?難易度は?

社会保険労務士試験の合格率はどの程度なのでしょうか。平成28年度の試験は、受験申込者数51953人、受験者数39972人、合格者数1770人となっています。

参考:全国社会保険労務士会連合会試験センター「過去10年の推移と合格者の年齢階層別・職業別・男女別割合」『社会保険労務士試験オフィシャルサイト』 http://www.sharosi-siken.or.jp/pdf/05/info_03_suii.pdf

この数値を使って計算してみると、この年度の合格率(合格者数/受験者数)は、約4.4%となります。単純に倍率だけで判断することは難しいですが、難関試験ということが出来るでしょう。

社会保険労務士試験の受験者と合格者数は減少傾向にあります。合格率が高い年度でも10%弱となりますので、簡単に合格出来る試験ではありません。

また合格者の多くは会社員で、年齢は30~40代の方が多いです。

参考:全国社会保険労務士会連合会試験センター「過去10年の推移と合格者の年齢階層別・職業別・男女別割合」『社会保険労務士試験オフィシャルサイト』
http://www.sharosi-siken.or.jp/pdf/05/info_03_suii.pdf

社会保険労務士の受験資格は?

社会保険労務士試験を受験するには、受験資格を確認しなくてはなりません。受験資格は、学歴に関するもの、実務経験に関するもの、厚生労働大臣の認めた国家試験合格の主に3つのジャンルにわけられます。

そして、全ての中からいずれか1つに該当し、受験資格を明らかにする書類を提出できる場合に、受験が可能となります。

詳細な内容は受験案内を参考にしてみてください。

参考:厚生労働省、全国社会保険労務士会連合会「第49回(平成29年度)社会保険労務士試験受験案内」
http://www.sharosi-siken.or.jp/pdf/01_01_annai.pdf

社会保険労務士受験におすすめの参考書、問題集は?

社会保険労務士の試験はとても難易度が高く、科目数が多い試験となります。試験突破のためには早めの対策をし、苦手分野をなくしていく学習が必要となることでしょう。

社会保険労務士受験におすすめの参考書・問題集を紹介します。入門書でまずは基本的な知識をインプットし、問題集や模擬試験でアウトプットを行いながら知識を定着していくのがおすすめの勉強法です。

社会保険労務士試験の対策が出来る学習サービスは?

社会保険労務士試験の対策が出来るおすすめの学習サービスを紹介しています。通学型のスクールや通信教育、オンラインでのサービスなど様々なものがありますが、社会保険労務士試験の受験を検討されている方は社会人の忙しい方が多いかと思います。

そういった方におすすめしたいのは、場所や時間に制限のない通信教育やオンラインの学習サービスです。いかに社労士試験対策が出来るおすすめのサービスを紹介しています。

通信教育のフォーサイト

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以上、「社会保険労務士とは?試験の内容、合格率、難易度、受験資格は?」についてまとめた記事でした。

ABOUTこの記事をかいた人

教育系の研究科の大学院生です。専門は国語教育の授業開発で、魯迅の「故郷」の授業開発を研究しております。出身は北海道で、大学は京都、現在は関東に住んでいます。読書や美術館巡りが好きです。