SAPIX YOZEMI GROUP、グループ化したベストティーチャーと連携した英検対策講座をリリース

SAPIX YOZEMI GROUPは、4月13日「英検対策講座」 の受講生の募集を開始した。講座の開講は5月1日から。

この英検対策講座は、旺文社発行の問題集・参考書「英検2級予想問題ドリル」「二次試験・面接完全予想問題」をベースに映像授業を代ゼミの講師が行い、アウトプットの練習をベストティーチャーのオンラインレッスンでトレーニングを行うもの。

昨年、8月にグループ化したベストティーチャーと合同で企画された講座となる。

英検対策講座の背景⑴英検の変化

英検の試験形式は、2016年度より、従来のリーディング、リスニング中心から、ライティングやスピーキングを重視した4技能試験に変わりつつある。

具体的には2016年度から2級、17年度から準2級・3級が4技能化され、4・5級についても今後4技能化が実現される見込だ。問題に英作文が追加され、ライティングの能力も問われるようになっている。

また、CSEスコアという基準も設けられ、単に級に合格するか否かだけでなく、英語力を客観的に把握できるようになる。※同じ2級合格者でもスコアによって評価は異なる。

大学入試などの評価基準には級の取得はもちろん、このCSEスコアも重要になり、級を取得するための対策ではなく、いかにスコアを伸ばすように対策を行うかという学習が必要になる。

日本英語検定協会HPより https://www.eiken.or.jp/cse/

「英検CSEスコア」は、ユニバーサルなスコア尺度CSEを英検の各級で表記したものです。英検CSEスコアを参照することで、自分の今の英語力や伸長度が一目でわかり、英検級のステップアップはもちろんのこと、生涯学習にも最適な指標となっています。

国際標準規格CEFRにも対応し、英語の4技能(リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング)のスコアとトータルスコアが表示されます。

日本英語検定協会HPより https://www.eiken.or.jp/cse/

英検の試験形式の変化は大きく、自習だけでは学習の難易度が上がっているため(特にライティング、スピーキングなどのアウトプット)、英検対策講座で学習をサポートしようということが決まった。

英検対策講座の背景⑵アウトプット形式の学習への対応

代々木ゼミナールは、一斉授業や映像授業でのサービス提供が中心で、生徒自身がアウトプットを行うサービスの提供は十分に出来ておらず、課題を感じていた。

アウトプットを含めた4技能を総合的に評価する方針が文科省より発表されており、どのように対応していくかが課題であった。その流れから昨年、オンライン英会話スクールの「ベストティーチャー」をグループ化していた。

SAPIX YOZEMI GROUP、オンライン英会話のベストティーチャーの全株式を取得し完全子会社化

2016.08.03

ライティングやスピーキングの学習に力を入れているオンライン英会話のベストティーチャーと共同で講座を企画することでアウトプット型の試験に対応する講座を企画した。従来のインプット中心のサービス提供から、アウトプットの学習にも対応する。

大学入試の形式が完全に切り替わるにはまだ時間がかかるが、英検などの外部試験の活用が促進されることにより、今後のアウトプットを行う学習サービスの需要が伸びていくと思われる。

英検対策講座の背景⑶生徒への早期のアプローチ

ま代々木ゼミナールは大学受験予備校としてのイメージが強い。しかし、実際には2009年にSAPIXをグループ化しており、中学受験や高校受験をする多くの小学生・中学生向けにもサービスを提供している。

そういった、小学生や中学生の中で、英語の外部試験で圧倒的にシェアを持っているのが英検だ。SAPIXに通う、小学生、中学生は学力が高く、学年で学習内容が縛られない(無学年)英検は相性がよい。※一般的には英検2級は高校卒業レベルだが、SAPIXの生徒であればかなり早く2級や準2級の取得を目指すことも多い。

こうした小学生、中学生に早期に代ゼミ・SAPIXグループの英検講座を提供することで、英語力の向上はもちろん、将来的な顧客獲得に繋げることを目指している。

英検対策講座で代ゼミのサービス提供がよいものであれば、その後の受講にもつながると考えているようだ。こういった講座の提供で「大学受験予備校」というイメージを他の学習にも活用できる予備校に進化していく。

代々木ゼミナールは、英検受験者の1%の受講生獲得を目標に拡販を進めていく。今後は、需要に合わせて級の拡大も検討しているという。

英検対策講座の料金と講座の内容