栃木県の教員採用試験の特徴、倍率、受験資格、給与・待遇、おすすめの参考書、問題集、試験対策は?

公立学校の教師・教員になるためには、各自治体で行われる教員採用試験を受験し、合格する必要があります。学校や科目によって倍率は変わりますが、教員採用試験は簡単に合格出来る試験ではありません。どんな試験が行われるのか、よく知った上で対策を行う必要があります。この記事では栃木県の教員採用試験についてまとめています。

栃木県教員採用試験の特徴

栃木県の教員採用試験は、以下のようなスケジュールで行われます。(参考: 平成30年度栃木県公立学校新規採用教員選考要項)

日程 内容
4月下旬〜5月上旬 願書提出
7月上旬 第1次試験
7月下旬 第1次試験結果通知
8月中〜下旬 第2次試験
10月中旬頃 第2次試験結果通知

第1次試験

栃木県の教員採用第1次試験では、

  1. 「学力試験」
  2. 「集団面接試験」が行われます。

また一部区分に実技試験が課されます。第1次試験での実技試験の対象者は、高等学校および特別支援学校高等部の書道と、中・高・及び高等部の音楽、美術、保健体育科受験者です。

学力試験は、マークシート形式の教職専門を含む一般教養、及び各区分に応じた問題が出題される専門科目問題で構成されています。集団面接試験では、受験者が10人グループに分かれ、40分程度の面接を受けます。

第1次試験の学力試験のみ、栃木県内に加え仙台市に試験会場が設置されます。

第1次試験: 加点制度

栃木県の第1次試験では、高等学校区分のみ加点制度があります。申請をし、対象となった受験者は、専門科目の得点に5点の加算を受けることができます。

平成30年度加点対象者()内は対象受験区分

  1. 高等学校(国語、地理、歴史、公民、数学、物理、化学、生物、音楽、美術、書道、保健体育、家庭、英語)の志願者で、情報の普通免許を取得済みあるいは取得見込みの者
  2. 高等学校(家庭)の志願者で、調理師の資格を既に取得している者。

※1と2をどちらも満たしている場合も、5点のみの加算となります。

第2次試験

1次試験を突破すると、第2次試験に進むことができます。8月中〜下旬頃に行われる第2次試験では、以下の4項目の試験が行われます。

  1. 「作文」
  2. 「適性検査」
  3. 「教育に関するテーマの集団討論」
  4. 「個人面接」

また一部の区分に「実技試験」が課されます。第2次試験での実技試験対象区分は、小学校および特別支援学校小学部(水泳、運動に関する実技、英語、音楽)と中学校および中等部の技術、中・高および中・高等部の家庭、高等学校および部の電気、機械、建築です。

2次試験にて課される作文試験は、内容が「教師としての資質・能力・意欲について問う」もので試験時間が50分、字数は600字〜1000字に制限されています。集団討論では、民間企業の人事担当者や教員以外の行政職員を含む面接官から審査を受けます。受験者は10人グループに分けられ、ディスカッションを行います。個人面接も民間企業の人事担当者や教員以外の行政職員を含む面接官から審査を受けます。1人につき20~25分程度とされています。

2次試験に合格すると、翌年度から教員として採用されます。

栃木県は、「教職大学院進学希望者及び大学院(教職大学院も含む)特例申請」制度を取っています。教職大学院への進学予定者・及び大学院(教職大学院を含む)に在籍する方の中で、専修免許を取得する方が対象です。該当する方が栃木県の選考試験に合格した場合、大学院の修了まで最大2年間名簿登載期間を延長できます。

ここまで、栃木県の教員採用検査一般選考についてお話しました。

特別採用選考

栃木県の教員採用試験は一般選考とは別の、特別選考での受験区分もあります。特別選考で選考を受ける場合、第1次試験が一部または全て免除となります。特別選考受験者に必要な要件や、免除の範囲は特別選考区分それぞれで異なります。

以下は、平成30年度の教員採用試験における特別選考区分一覧です。

  1. 介護等の事由による教職退職者を対象とする一部試験を免除した選考(栃木県での教職経験者)
  2. 小学校における英語教育に係る特別選考(英語の免許による一部試験の免除)
  3. 特別支援学級担当等の経験により一部試験を免除した選考
  4. スポーツの実績により一部試験を免除した選考
  5. 特定の資格や経歴により一部試験を免除した選考
  6. 教職経験により一部試験を免除した選考(栃木県以外での教職経験者)
  7. 講師等の経験により一部試験を免除した選考
  8. 若手人材を対象とする一部試験を免除した選考(前年度の採用試験でAランクの評定を受けた者)
  9. 英語の資格により一部試験を免除した選考
  10. 身体に障害のある方を対象とした選考

特別選考に該当する方は、受験年度の要項をご確認ください。

栃木県の教員採用試験の倍率

以下はすべて平成29年度(平成28年度実施)教員試験の選考結果です。引用: 平成29年度栃木県公立学校新規採用教員選考試験 受験者数及び倍率

小学校

・・・3倍

中学校

  • 国語・・・5.6倍
  • 社会・・・5.5倍
  • 数学・・・7.8倍
  • 理科・・・4.2倍
  • 音楽・・・4.2倍
  • 美術・・・18倍
  • 保体・・・11.9倍
  • 技術・・・2.3倍
  • 家庭・・・3倍
  • 英語・・・4.7倍

小中学校養護教諭

・・・5.5倍

高等学校

  • 国語・・・4.9倍
  • 地理・・・3倍
  • 歴史・・・4.6倍
  • 公民・・・4倍
  • 数学・・・11.3倍
  • 物理・・・12倍
  • 化学・・・6,7倍
  • 生物・・・11.5倍
  • 音楽・・・18倍
  • 美術・・・18倍
  • 保体・・・11.3倍
  • 家庭・・・6倍
  • 福祉・・・4倍
  • 英語・・・4.9倍
  • 農業・・・5.0倍
  • 電気・・・3.3倍
  • 機械・・・5.3倍
  • 土木・・・6.0倍
  • 商業・・・25倍

特別支援学校

・・・4.9倍

県立学校養護教諭

・・・2倍

栃木県教員採用試験の受験資格について

平成30年度の栃木県の教員採用試験には、45歳以下という年齢制限があります。一般選考で受験する方は、その他特別必要な要件はありません。志願区分に応じた教員免許を取得済み、あるいは取得見込みであれば大丈夫です。

特別選考制度で受験する方は、それぞれ必要な要件があります。

栃木県の教員の待遇(初任給)について

平成29年度の栃木県の教員初任給は、以下の表の通りです。引用資料: 平成30年度栃木県公立学校 新規採用教員選考要項

小・中学校 高等学校 特別支援学校
大学卒 224,661円 224,661円 234,270円
短大卒 200,154円 197,149円 205,584円
修士課程修了 248,838円 248,838円 259,475円

この他に扶養手当、住居手当、通勤手当、期末・勤勉手当等が支給されます。

栃木県の教員採用試験にオススメの参考書・問題集は?

1次試験では「学力検査」「集団面接」、2次試験では「作文」「適性検査」「教育に関するテーマの集団討論」「個人面接」が行われます。試験前はそれぞれの対策を行っておきましょう。

以下、栃木県の教員採用試験の対策を行う上でオススメの参考書や問題集です。

 

参考資料

  • 平成30年度栃木県公立学校 新規採用教員選考要項

    http://www.pref.tochigi.lg.jp/m03/saiyou/documents/1youkou30.pdf

  • 平成30年度栃木県公立学校新規採用教員選考基準

    http://www.pref.tochigi.lg.jp/m03/saiyou/documents/10semmkoukizyunn30.pdf

  • 平成29年度栃木県公立学校新規採用教員選考試験 受験者数及び倍率

    http://www.pref.tochigi.lg.jp/m03/education/shiken/kyouin/documents/h29-3bairitu.pdf