NEC、最先端AI技術群「NEC the WISE」を用いて、東北大学とのAI領域における産学連携を強化

日本電気株式会社( NEC )は、国立大学法人東北大学と協力し、AI領域における共同研究や地域の人材育成などを強化することを発表した。今回のNECと東北大学の産学連携の強化は、東北大学の持つ膨大な実データの活用がねらいとされている。

具体的には、NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」を用いて、

  1. 社会インフラやプラント設備の保全技術領域におけるAIを活用した共同研究
  2. 地域活性化を目的とした、東北地域の企業とのAI実証環境の共同構築・運営

を実施していく。

例えば1のAIを活用した共同研究では、機械部品や構造物の有害なキズを、対象を破壊することなく超音波、電磁場、赤外線、放射線を使って検出する検査(非破壊検査)領域への、NEC 独自のAI技術の適用研究が2月より実施されている。その共同実験から得られた膨大なデータを、NECのAI技術を活用して分析していく。

またその研究の結果を踏まえ、東北大学とNEC は、フランス・リヨンで研究を実施している Engineering and Science Lyon-Tohoku Laboratory との共同研究など、海外での研究も進めていく予定。

2の地域活性化を目的とした東北地域企業との AI 実証環境の共同構築・運営では、東北大学 大学院工学研究科情報知能システム研究センターへ、NEC のディープラーニング技術「RAPID 機械学習技術」が提供され、センター内の AI 実証環境が整備された。

この環境の活用により、例えば製造業分野における不良品検知、産業用ロボット向け画像認識システムなど、IoT(Internet of Things)による生産性の向上が可能となる。NECと東北大学は、これからも産学連携によりAIの社会実装を推進していく。