文部科学省、約200名の留学体験談・お悩み解決法が検索できる「留学大図鑑」を公開

文部科学省による官民協働留学促進事業「トビタテ!留学JAPAN」は、リアルな留学の情報不足が原因で留学に憧れつつも踏み出せない学生の背中を押すべく、先輩留学生の体験談やアドバイスの検索サイトを公開した。

官民協働オールジャパンで若者の留学を促進するキャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」を推進する文部科学省は、大学生等を対象に海外留学に関するインターネット調査を実施した。

その結果、留学経験者及び留学したいと考えている学生は24.2%(実現層・顕在層)、留学に興味・憧れはあるがしたいと考えていない学生(潜在層)は30.3%、無関心な学生が45.5%という結果となった。

潜在層が、留学に憧れや興味はありつつ留学しようと思わない理由としては、

  • 1位が「準備が大変、面倒そうだから(84.7%)」
  • 次いで、「どう準備すればよいか分からないから(81%)」
  • 「留学に関しての具体的なイメージがわかないから(77.8%)」

という回答が並んだ。

そして、留学を実現した学生(実現層)にとっての「留学準備にあたり活用した情報源」第1位は「身近な友人、知人、先輩の体験談(40.6%)」だった。また、実現層と留学を検討している顕在層に「不足している情報/留学に踏み出す後押しになると思う情報」を聞いたところ、「食費、家賃などのリアルな生活費(49%)」「奨学金情報(44.7%)」「街の治安情報(43.5%)」が挙げられていた。

そこで、学生たちが感じている「情報不足」を解消すべく、文部科学省は、約200名の学生の留学体験談が検索できるサイト『留学大図鑑』を公開した。

「新種のリューガク、ふえてます。」をコンセプトとする『留学大図鑑』は、留学から帰国した多彩な日本人学生の留学計画内容、体験談、留学に関するお悩み解決アドバイスを執筆・登録したデータベース。昨今は留学が多様化していて、従来よくイメージされる外国の学校に行き、授業を受けるだけでなく、「インターンシップ」「ボランティア」「フィールドワーク」など、学生の夢や関心の数だけ「新種」の留学が増えている。

これから留学を検討する人が自分の興味関心に沿った「渡航先」「留学テーマ」、キーワード「タグ」「お悩み」、そして「フリーワード」により、お手本にしたい学生を絞り込み、無料で自由に閲覧できることを最大の特徴としている。

『留学大図鑑』では、先輩留学生が実際に海外生活にかけた金額や、奨学金の支給額をリアルに公開しています。また、渡航前にやっておくべきこと、語学力の準備や帰国後の進路、周囲の説得など、留学に関するお悩みについて、どのように乗り越えたかや、後輩へのアドバイス情報が検索できるサイトとなっています。

『留学大図鑑』を通じて、先輩留学生の苦労や工夫、それによる成長を彼らのリアルな言葉で伝えることで、次に続く学生の背中を押し、留学する人が増えていく“循環”を創ることを目的としている。

また、調査結果によると、回答学生全体の50.7%以上、顕在層においては71.8%もが「大学等の進学先を選ぶ際に、留学制度の充実度は重要な要素だった」と回答している。既に約200名の大学生等の留学経験学生が情報を登録しており、1年以内に高校生も含め、500名を超える見込み。3月末にはスマートフォン版もリリースを予定している。


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EdTech(教育×テクノロジー)をテーマにした「EdTech Media」、教育業界に特化した求人サービス「Education Career」を運営する、株式会社ファンオブライフ代表取締役。 EdTechのムーブメントを、情報と人材の面から支援している。