Hour of Code Japan 2016 TOKYO開催レポート

一般社団法人みんなのコードが、2016年12月11日(日)Hour of Code Japan 2016 TOKYOを開催しました。イベントにはプログラミング教育に関する全12のブースが出展され、前半は親子を対象としたプログラミング体験会、後半では学校関係者に向けたシンポジウムが開かれました。

出展ブース一覧

  • Pholly 日本事務器株式会社
  • 作ってみよう!V2 動かしてみよう! 富士電機ITソリューション株式会社
  • mBot series Makelock Co., Ltd.
  • アーテックロボ 株式会社アーテック
  • Norton 株式会社シマンテック
  • レゴ® WeDo 2.0 株式会社アフレル(正規代理店)
  • ボーカロイド教育版 ヤマハ株式会社
  • ルビィのぼうけん 株式会社翔泳社
  • PETS 株式会社for Our Kids
  • Monaca アシアル株式会社
  • 教育向けマインクラフト 日本マイクロソフト株式会社
  • Hour of Code 一般社団法人みんなのコード

学校関係者に向けたシンポジウムでは、みんなのコード代表理事である利根川氏より基調講演がありました。来場者に向け、プログラミング必修化の社会的・政治的背景、方向性の解説とともに小学校においての実践例、また必須化への準備の仕方について触れられていました。

今回のイベントに際し、みんなのコード代表理事である利根川氏、元教員現エンジニア・みんなのコード運営委員田中氏を始め、来場された保護者の方と学校関係者の方にプログラミング必修化に対してお話を伺いました。それぞれのインタビューに関しては、別途記事を公開していますので、ご興味のある方はご覧下さい。

プログラミング必修化へ向けて「先生・保護者ができること」 みんなのコード代表利根川氏インタビュー

2016.12.27

教員からエンジニアへ転身、教育現場を知る立場から見たプログラミング教育

2016.12.27

保護者から見た、学校のプログラミング教育に求めるもの

Hour of Code Japan 2016 TOKYOに来場されていた保護者の方の中には、ブース出展にもあった「マインクラフト」を既にご家庭で試されたという方もいらっしゃいました。

そのようにプログラミングに興味があるお子さんをお持ちの保護者の方が、学校でのプログラミング教育に何を求めているのか伺いました。

「プログラミングは今から必要になる力。思考能力とともに簡単なパソコン操作も身につけさせてほしい。」

「家ではできないグループ活動が取り入れられたものがいい。」

「1年生のためパソコンのクリック操作もまだ難しい。ルビィのぼうけんなどパソコンを使わないで、目で見て考える力が身につきそうでいいと思った。」

上記のような声が聞かれ、子どもの発達段階に応じていること、友達と協力しながら進めるなどご家庭ではできないグループ活動が含まれていることなどが望まれていました。

学校関係者から見たプログラミング必修化に対する課題

イベント当日は保護者同様、たくさんの学校関係者の方も参加されていました。その中で学校や教職員の活動を支援するために、「教育研究」「教職員研修」「教育相談」「情報教育・広報」の業務を進めている、教育センターの方にお話を伺うことができました。

—プログラミング必修化に向けた課題はなんでしょうか?

「先生がプログラミングへの拒否反応を起こすことが一番もったいない。今の業務に加えてさらに負担を増やしたくないという気持ちはわかるが、精選して取り組んでいくことが必要。」
「まずは先生方がHour of Codeなどに触る機会を作って、プログラミング教育を広めていきたい。」

上記のようなお話しをいただきました。これからは先生方がプログラミングに「まず触れてみる」という機会が増えていくことでしょう。

みんなのコードとは

「公教育でのプログラミング必修化の推進」をミッションに、2015年7月に設立された団体。メンバーは主に、IT企業の職員や学校教員、学生などのボランティアで構成されており、「政策提言」「学校教育の支援」「プログラミング教育の普及啓蒙活動」の3つの活動を非営利にて実施しています。

Hour of Codeとは

2013年にアメリカで始まった世界的なプログラミング教育の入門・啓発キャンペーン。アメリカのNPO Code.org がキャンペーンを始めました。2015年は約20万のワークショップが世界180ヵ国以上で開催され、うち日本国内は約200箇所で行われました。Code.org は発起人にFacebook創業者マーク・ザッカーバーグ氏やMicrosoft 創業者 ビル・ゲイツ氏が加わっていて、オバマ大統領もホワイトハウスに子どもを招きプログラミングを実施し、キャンペーンへの参加を呼びかけています。