増進会出版社、マナボより2.5億円の第三者割当増資を引受け、業務提携契約を締結

株式会社増進会出版社は、2016年10月に株式会社マナボより2.5億円の第三者割当増資を引受け、業務提携契約を締結した。

増進会出版社とマナボは、今後も質問回答サービスをはじめとした業務提携内容の具体的な協議を行い、協業を深めるとともに、共同開発の新サービスを投入することで、顧客満足の増大と企業価値の向上を目指す。

増進会出版社とマナボの資本業務提携の経緯

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近年、スマートフォンやタブレットの登場、通信環境の整備などに伴って、様々な学習シーンで教育ICTを活用し、学習サービスを向上する動きが広がっている。ICTを活用しサービスを改善することで、お客様への付加価値の向上に注力する教育サービス企業が増えている。特に、学習者は教育ICTの活用により、時間や場所といった物理的な制約が軽減され学習の効果が高まっている。

教育ICTを活用し、高品質・高付加価値、かつ物理的な制約のないサービスを提供することで、より価値の高いサービスを提供したい増進会出版社と、教育サービス提供事業者を通じて、提供ユーザー数を拡大したいマナボの狙いが合致し、提携が実現した。

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両社の現状・強み

このように、著しく教育サービス企業を取り巻く環境が変化する中で、マナボは、独自の技術を使ったWebベースのオンライン質問回答サービスを提供している。スマホやタブレットを利用した学習者からの質問・相談に、難関大生の講師が24時間365日対応で指導しており、学習者は時間や場所を選ばずに悩みを解決することができるサービスだ。

増進会出版社は、「最高の教育で、未来をひらく。」というグループ理念のもと、子会社の株式会社Z会、株式会社Z会エデュース、株式会社Z会CAなどを通じ、通信教育、書籍、模擬試験、検定、ICTを使った指導サービスまで、幅広い教育サービスを、幼児から大学生・社会人に至る幅広い年齢層に提供している。

また、グループ会社の株式会社ZEホールディングスの子会社である株式会社栄光、株式会社エデュケーショナルネットワーク、株式会社シェーンコーポレーションなどを通じて、小・中・高校生を対象とした塾、英会話学校の運営や、全国の学校・塾・予備校への教材・テストの販売など、多様な教育サービスを提供している。

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今回の資本業務提携の効果

増進会出版社グループは、前述の通り様々な教育サービスを提供している。

その中では、学習者からの質問に回答するサービスも提供しており、その回答内容はグループに蓄積された経験に裏付けられた質の高いものだが、回答に要する時間が一定時間かかることや、教室で回答者がいない場合には質問を受け付けることができないなどの課題があった。

今回のマナボとの資本業務提携により、マナボのテクノロジーとサービスを活用して、質問への回答時間の短縮や、オンラインでの質問回答による24時間365日対応、すべての学習をサポートできる質問回答体制の構築の実現を目指す。

増進会出版社とマナボの提携事業内容

  • Z会通信教育高校受験コース受講会員(中学3年生)に対し、2017年度より質問回答サービスを提供
  • Z会Asteria*1受講の全会員に対し、2017年度より質問回答サービスを提供
  • 栄光ゼミナール[ナビオ*2]通学の全塾生に対し、2017年度より質問回答サービスを提供

Z会、すべてがタブレット内で完結する、新しい形の学習サービス「Z会Asteria(アステリア)」を2017年3月リリース

2016.10.26

現時点で上記の内容が、増進会出版社とマナボ社の業務提携内容。今後は、上記以外にも、サービスの共同開発を順次拡大していく予定。

*1 「Z会Asteria(アステリア)」は、内容理解・問題演習・添削指導、すべてがタブレット内で完結する、新しい形の学習サービス(中学生以上推奨/無学年制)。なお、「Asteria」の商標は、インフォテリア株式会社のライセンスにもとづき使用されている。
*2 高校生向けの、生徒一人ひとりに専任のナビゲーターが付くサービス

マナボは、BtoBtoCでのサービス提供により更なる拡大を目指す

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株式会社マナボ 代表取締役社長 三橋克仁 氏

増進会出版社と資本業務提携契約を結んだ株式会社マナボの三橋氏は、

昨年から、サービスの提供をtoC向けからBtoBtoC(学習塾、予備校などへの教育サービス提供会社への提供)へシフトし、事業を行っていました。今回の増進会出版社様との提携で一気に、サービス提供範囲が大きくなります。現在、他にも、BtoBtoCでサービスを提供出来るパートナーを増やしている段階で、もう少しすればそちらも情報公開出来るようになるかと思います。BtoBtoCでの提携が今年の年末から来年にかけて形になっていく予定です。

一方で、toC向けにサービスの拡大も行います。当初は、予備校や通信教育などの学習サービスからの切り替えを想定していましたが、他の教育サービスを補完する位置付けのものとして広げていきたいと考えています。

と事業提携、今後の展開について語った。実際に増進会出版社の他にも代々木ゼミナールと提携を行っており、他の教育事業者との提携も進めていく予定としている。

社外取締役にZEホールディングス取締役 下田氏、株式会社Bloom & Co.代表彌野氏を迎え経営体制を強化

今回の資本業務提携に加え、社外取締役にZEホールディングス取締役 下田さん、株式会社Bloom & Co.代表彌野さんを迎え、経営体制を強化しています。

また、人材の採用も積極的に行っています。BtoBtoC向けにも、toC向けにもサービスを広げていくので、エキサイティングな環境を提供出来ると思います。ビジネスサイドの方、開発を行うエンジニアの方など積極的に採用を行うので、教育のスタートアップに興味がある方がいれば、ぜひ一度お会いしたいです。

と事業の加速に向けて、採用も強化している。株式会社マナボの求人に興味のある方は以下からご相談を。

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EdTech(教育×テクノロジー)をテーマにした「EdTech Media」、教育業界に特化した求人サービス「Education Career」を運営する、株式会社ファンオブライフ代表取締役。 EdTechのムーブメントを、情報と人材の面から支援している。