子供の学習費調査とは?「子供の学校教育及び学校外活動のために支出した経費の実態」を調査したもの

子供の学習費調査とは、「保護者が子供の学校教育及び学校外活動のために支出した経費の実態をとらえ、教育費に関する国の施策を検討・立案するための基礎資料を得るため」に文部科学省が平成6年に開始したものです。

調査対象は公立並びに私立の幼稚園、小学校、中学校及び全日制の高等学校の幼児・児童・生徒となっています。

調査事項は学校教育費、学校給食費、学校外活動費等です。調査系統は私立と公立で少し異なっており、私立学校の場合は保護者からの連絡を都道府県知事に、公立学校の場合は都道府県教育委員会に報告をしたのちに文部科学大臣に情報がわたるようになっています。

子供の学習費とは

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先に挙げたように、学習費は学校教育費、学校給食費、学校外活動費から構成されています。

学校教育費とは何か?「子供に学校教育を受けさせるために支出した経費のこと」

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学校教育費は子供に学校教育を受けさせるために支出した経費のことで具体的には、授業料、修学旅行・遠足・見学費、学校納付金等、図書・学用品・実習材料費等、教科外活動費、通学関係費が含まれます。

学校納付金等とは、入学金、検定料、私立学校における施設整備資金、学級費、PTA会費等を合計したもので、図書・学用品・実習材料費等は、授業のために購入した図書、文房具類、体育用品及び実験・実習のための材料等の購入費の合計となっています。

教科外活動費は、クラブ活動、学芸会・運動会・芸術鑑賞会、臨海・林間学校等のために家計が支出した経費を指します。そして、通学関係費とは、通学のための交通費、制服及びランドセル等の通学用品の購入費の合計となっています。
また、これらは学校種ごとや、公立か私立かで大きく異なります。ここでは平成26年の調査結果を参考に見ていきます。最も大きな特徴は、ほとんどの学校で授業料が半数以上かそれに近い割合を示すのに対し、公立小学校・中学校では授業料が一切かからないことです。また、私立及び公立幼稚園では学校納付金が大きな割合を占めているのに対し、他の公立学校では全体的にバランスの良い割合となっています。学校給食費は、「幼稚園・小学校・中学校において、完全給食、補助給食、ミルク給食等の実施形態に関わらず、給食費として徴収した経費」とされています。

学校外活動費とは何か?補助学習費及びその他の学校外活動費の合計

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学校外活動費とは、保護者が子供の学校外活動のために支出した経費となっており、補助学習費及びその他の学校外活動費の合計となっています。

補助学習費の内訳は、各家庭での学習机や参考書等の購入費、家庭教師、通信添削等の通信教育、学習塾へ通うために支出した経費等など、子供の学習を支えるためのものとなっています。
同じく平成26年の調査結果では、公立学校では中学校が最も高く、次に高等学校、小学校となっています。これら三つの差は中学校が24.6万円、高等学校が13.5万円、小学校が8.7万円となっており、中学校と他二つにやや開きがみられます。私立学校でも同じく中学校が高く、30.2万円、高等学校は20.5万円、小学校が19.5万円となっています。私立学校の方が公立学校よりも差が大きいと言えます。
これらの年間推移は年度によって増減があるものの、ほぼ横ばい傾向にあります。

その他の学校外活動費は、習い事や学習活動、スポーツ、文化活動等に要した経費を指します。
それらを具体的に見ていくと、4つに分けることができます。ハイキングやキャンプなどの野外活動、ボランティア活動、ボーイスカウト・ガールスカウトなどの体験活動・地域活動のほかに、ピアノ、舞踊、絵画などの習い事、音楽鑑賞・映画鑑賞などの芸術鑑賞、楽器演奏、演劇活動などの芸術文化活動、水泳・野球・サッカーなどのスポーツ技術の習い事やスポーツイベントへの参加費やスポーツ観戦などのスポーツ・レクリエーション活動があります。また、教養・その他として、習字やそろばん、外国語会話などを習い事やその他趣味などに要した経費を指します。これらの習い事への入会金や月謝、交通費等すべてを含めてその他の学校外活動費となっています。

参考)文部科学省、平成26年度子供の学習費調査の公表について(報道発表資料)
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/__icsFiles/afieldfile/2015/12/24/1364721_1_1.pdf

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