東京大学、「gacco(ガッコ)」を活用した大学教員養成講座 「インタラクティブ・ティーチング」受講登録受付を開始

東京大学 大学総合教育研究センターでは、2014年11月より、大学教員を目指す大学院生の教育力を向上させるプログラム「インタラクティブ・ティーチング」を提供することを発表しました。

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オンライン・セッション部分は、株式会社NTTドコモとNTTナレッジ・スクウェア株式会社が提供する大規模公開オンライン講座(MOOC)提供サイト「gacco(ガッコ)」(において無償公開し、受講登録を本日より開始いたします。

本事業は同センター教育課程・方法開発部門が実施する社会貢献事業です。実施にあたっては、一般財団法人日本教育研究イノベーションセンターの支援・協力を得ています。

 

「インタラクティブ・ティーチングは、「オンライン・セッション(gaccoを活用したオンライン講座<無料>:2014年11月19日開講予定)」と「リアル・セッション(対面集中講座<無料>:2015年3月東京にて開催予定)」で構成されています。

オンライン・セッションは、授業を双方向にするための知識やスキルなどを学ぶナレッジ・セッションとスキル・セッション、そしてストーリー・セッションの3つから成ります。

ナレッジ・セッションでは、学習者は、1週間あたり約90分の講義動画(10分程度の動画7~9本)を8週間にわたって視聴し、掲示板で他の受講者と議論を深め、クイズに答えるなどしながら、教えることの知識を学びます。スキル・セッションでは、音楽座ミュージカルとの連携により、演劇・表現の観点から、参加者が主体的に学ぶ場を作るための技法を学びます。これらに加え、各研究領域で第一線を走る研究者たちが、「教えること」といかに向き合い、実践してきたかを学ぶ「ストーリー・セッション」があります。
ストーリー・セッションでは、東京大学の本田由紀 大学院教育学研究科教授、平岡 秀一 大学院総合文化研究科教授、斎藤 兆史 大学院教育学研究科教授、三宅 なほみ 大学総合教育研究センター教授、山内 祐平 大学院情報学環准教授、吉見 俊哉 大学院情報学環教授、へルマン・ゴチェフスキ 大学院総合文化研究科准教授、山邉 昭則 大学院総合文化研究科特任講師などが登場します。
これら学内の教員に加え、学外からも、高木 晴夫 法政大学大学院 イノベーション・マネジメント研究科教授、上田 信行 同志社女子大学教授、渋谷 まさと 女子栄養大学教授、苅谷 剛彦 オックスフォード大学教授など、文系理系・各研究領域の第一線の研究者・実践者が、教えることの「面白さ」や「奥深さ」を語ります。

オンライン・セッションは、大学院生だけでなく、どなたでも受講することができ、教員の方々、すなわち小中学校および高等学校、および大学教員の方々にも開かれています。企業の教育担当者などもが可能です。


一方、大学院生を対象とする「リアル・セッション(3日間:総学習時間18時間)」では、オンライン・セッションで学んだ知識や技法をふまえたディスカッションおよび種々のグループワーク、シラバスや授業案の作成、模擬授業の実施などを通じ、オンライン・セッションでの学びを補い深める実践的な内容が提供されます。リアル・セッションについては、オンライン・セッション受講者の中から大学院生を優先して半期20名(年間40名)を選抜します。

オンライン・セッションを受講しgaccoによって展開される教育の基礎知識・スキルを獲得した方には「gacco」所定の修了証を、リアル・セッションまで終えた大学院生のうち、すべてのカリキュラムを履修した方には、プログラム全体の履修証を発行する予定です。

このたびの試みを通して、東京大学 大学総合教育研究センターは、本学大学院生のみならず、日本全国の大学院生の教育力を向上させ、ひいては高等教育の質向上に貢献しつつ、本プログラムを初等中等教育・企業教育の関係者にも利用してもらうことを狙いとしています。

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EdTech(教育×テクノロジー)をテーマにした「EdTech Media」、教育業界に特化した求人サービス「Education Career」を運営する、株式会社ファンオブライフ代表取締役。 EdTechのムーブメントを、情報と人材の面から支援している。