【レポート】EdTech JAPAN Pitch Festival 「世界中の学びたい人と教えたい人をつなぐプラットフォーム」 クラスドゥ株式会社 Chiew Chung氏

2014年2月16日、デジタルハリウッド大学大学院で開催された、「EdTech JAPAN Pitch Festival」のピッチレポート第3弾です。第3弾は、世界中の学びたい人と教えたい人をつなぐ、グローバルの教育プラットフォーム「ClassDo」を提供するクラスドゥ株式会社のChiew Chung氏のピッチをレポートします。

【Pitchレポート】クラスドゥ株式会社共同創設者・最高経営責任者 Chiew Chung氏

OLYMPUS DIGITAL CAMERA自分は子どものころ、世界各地の現地校で教育のいいところ、悪いところを経験出来た。13歳のときに始めてプログラミングを学んで、15歳でシンガポールを代表して、国際プログミングコンテストに出た。自分が短い期間で成長出来たのは、良い先生に恵まれて、聞きたいときに直接聞くことが出来たから。自分が得てきたこういう経験をClassDoで提供出来るようにして、教育分野を大きく前進させたいと考えている。

classdoClassDoのチームは、日本、エジプト、台湾、アメリカ、オーストラリア、マレーシアなどの多国籍メンバーで構成されており、多様性があるためイノベーションがおこりやすい環境だと考えている。共同創設者でCTOのEdwardは東京Linuxユーザーグループの会長をやっており、CSOのYeeはオクスフォード大学で人口知能の教授を行っている。

ClassDo(クラスドゥ)とは何か?

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ClassDoでは多くの個性的なレッスンが、提供されている。ご存知の方も多いかもしれませんが、反転授業で有名な田原さんや、プロのボイストレーナー、渋谷でお店を構える飲食店のプロデューサー、フランス語と日本語に精通した日本の方、など多くの方がClassDoでレッスンを提供している。

なかなか知りたいと思ったことに答えてくれる先生というのは身近にいないもの。ClassDoでは世界中から散らばっている知識を探してきて、簡単に見つけることが出来る。

教室は100年前と比較してまったく変わっていない。先生と生徒の間には明確な線が引かれている。

ClassDoではこの形式にとらわれない新しい体験を提供する。例えば、数学と日本文化を教える一方で、ギターと留学先での言語を学習している。学習者にもなるし、教える側にもなる。つまり、ClassDoでは90カ国以上の先生と生徒をつなぐネットワーク網。

ClassDoは、先進的な技術を持ったプラットフォームを提供しているため、使い方は簡単で、先生を捜す、レッスンを申し込んで、受講する、その後、自動で支払いが行われるサービス。自分たちはシンプルであることに非常にこだわっている。PCに慣れていない人でも、母国語でクリックだけで簡単に利用出来ることが出来るようにしたいと考えている。

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▼プレビュークラスルームは以下リンク先から

 https://classdo.com/ja/#!/WhosTeaching

 

なぜSkypeを使わなかったのか?それで十分ではなかったか?

OLYMPUS DIGITAL CAMERASkypeを利用する場合、様々な問題点がある。先生と生徒間の状況を判断することが出来ない。何かトラブルがあっても判断する材料がない。モニタリングが出来ない。インストールの際の不便がある。またレッスンの際に書類を共有することも出来ない。セキュリティの問題も大きい。Skypeを使って会話を行ったあとは位置情報などが結びつけられるリスクがある。

ClassDoは機能が豊富でかつ、セキュリティも高いシステムを作った。この仕組みをインストール不要でワンクリックで受講することが出来る。生徒がいい質のレッスンを受けるために、無料お試しレッスン、評価、ビデオメッセージ、支払い保証、レッスン都度支払いなどの機能をビルトインした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAまた、グローバルのプラットフォームでは通貨の問題を無視することは出来ない。ClassDoでは仮想通貨を用意して、煩雑なものはシステムが自動で処理を行い、母国の通貨でユーザーはやりとりできるようにしている。

ClassDoはマンツーマンレッスンにこだわっている

OLYMPUS DIGITAL CAMERA講義や本はあくまで一般論を提供しているもの。本当に困ったときにはエキスパートに聞く必要があるのではないか。個々の状況をグループレクチャーで最適化するのは難しい。他の人の弱点は自分の弱点とは限らない。

オックスフォード大学とケンブリッジ大学では、講義の他に全ての生徒にマンツーマンでのフィードバックの機会を設けている。学習におけるこの組み合わせはベストだと考えている。

オンラインでもこの学習方法は、可能。例えばMOOCで学習したあとに、ClassDoを使ってマンツーマンで疑問点を解消出来る。

ClassDoは、世の中で最も進んだプラットフォームの一つ。余計なものをインストールせずに、全ての支払いは保護され、母国語で利用が出来る、利用者はレッスンを楽しむだけでよい。ClassDoでは、先生にも生徒にもなることが出来るので、あなたの知識を共有しながら、他の人の世界にぜひアクセスしてみましょう。

佐藤氏の質問

佐藤氏:90カ国で利用している人がいるとのことだが、一番多い学習は何でしょう?やはり語学の学習が最も多い?

Chung氏: 現在の利用者で言うと語学のユーザが最も多い。オンラインでの学習というと語学のメンタリティがあるのではないか。

佐藤氏:90カ国もあるとプロモーションが大変なのでは?

Chung氏: 現在はプロモーションを行っていない。口コミで広がっている。最初の5ヶ月で40カ国にまで広がっていって自分たちでも驚いた。これからはプロモーションにも取り組んでいく。

世界を学びでつなぐサービスで、Chung氏から語られる事例は本当に面白いものばかりです。オックスフォード大学やケンブリッジ大学も行っているという、マンツーマンレッスンによって個々人の学習を最適なものにするという考え方も非常に興味深いものです。これからどのように展開されていくのか、引き続き注目していきます。

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ABOUTこの記事をかいた人

EdTech(教育×テクノロジー)をテーマにした「EdTech Media」、教育業界に特化した求人サービス「Education Career」を運営する、株式会社ファンオブライフ代表取締役。 EdTechのムーブメントを、情報と人材の面から支援している。