【レポート】新経連×SHAKE100 なぜ教育が今熱いのか~教育×ITの未来~【前編】

新経済サミット×SHAKE100のタイアップ企画である【新経連×SHAKE100】なぜ教育が今熱いのか~教育×ITの未来~ が2014 年2 月12 日(水)渋谷マークシティサイバーエージェントセミナールームにて開催されました。

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 「明日から仕事に使える知恵」とビジネスパーソン同士のネットワーキングの機会を提供するビジネスパーソン向けイベントコミュニティ「SHAKE100」と、一般社団法人 新経済連盟が主催する「新経済サミット2014」が「教育とITをキーワードにスタートアップ企業やベンチャーキャピタリストを交えて、新経済サミット(NES2014)のプレイベントとして開催されたものです。

パネラーは下記の顔ぶれ。最初に各パネラーから会社等のご紹介があり、その後パネルディスカッションが行われました。前編でパネラーの紹介、後編でパネルディスカッションの内容をレポートします。 

パネラー

  • 株式会社スマートエデュケーション 代表取締役社長 池谷 大吾 氏
  • 株式会社ドリコム ソーシャルラーニング事業部 部長 石井 学 氏
  • 株式会社ベストティーチャー 代表取締役社長 宮地 俊充 氏
  • 伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社 パートナー 河野 純一郎 氏
 

株式会社スマートエデュケーション 代表取締役社長 池谷 大吾 氏

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未就学児をターゲットにしたサービス展開をしており、これまで4.6億円ほど調達している。今後も調達を予定しており、もっとスピードアップしていきたいと考えている。

AppAnnieのデータによると、スマートエデュケーションが提供するアプリの国内の専有シェア率は20%程度。これまでは単独でやってきていたが、NHKとのタイアップなど最近アライアンスによって、さらに集客がうまくいっている。

スマホを利用するお母さんの2人に1人がユーザーという計算になる。昨年課金方法を月額制に転換した。月額制にすることで、一時的に売上の谷になったが、その後一気にに伸びている。課金のモデルとしては、ベネッセや公文と近い。

国内ブランドは、こどもモード、世界ブランドはGocco(ごっこ)を展開中。

既存のものを単にIT化するというのはNoだと考えている。いつでもどこでもなどと言っていても仕方がない。それはインターネットが可能にするもので、特筆すべきものではない。スマートデバイスだから可能になるものを提供したいと考えている。

例えば、お絵かきアプリ。お絵かき自体は紙でやったほうが良いと思っているが、アプリを使うことによって、絵の表現を動画で見られる。書いた順番に再生ができるので、子どもがどういう順番で書いたか、どのように色を塗ったのか、ということもわかる。これは紙上で完成した絵を見てもわからないもの。他にも、テーマに合わせて写真を撮ってみるものがある。同じテーマで世界中の子供がどのような表現をしたのか、絵を使ったコミュニケーションもとれる。

また、ベンチャーでありながら、産学協同で5つの提言というものをだした。アプリを作ることもだが、それだけではなく、市場を作らなければいけないという覚悟でやっている。例えば、家庭にはITデバイスは当たり前にあるのに、保育の現場にはないのが当たり前。それはおかしいではないか、と考え、そういった取り組みも実施している。

【参考】乳幼児の適切なスマートデバイス利用に関する「5つのポイント」

 

株式会社ドリコム ソーシャルラーニング事業部 部長 石井 学 氏 

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去年の4月からラーニング事業部を立ち上げ、責任者をやっている。ドリコムとしては、ソーシャルを軸に、ゲーム、広告、ラーニングを展開している。

特別教育に知見があってやっているというよりも、手探りでやっている状態ではある。ソーシャルゲームでのユーザーの熱狂をうけて、そのノウハウをいかせないかと考えて、ラーニングを目指した。

「日本を賢く、世界を賢く」と掲げている。学び続けるということを価値として、より多くの人に届けたい。 

ソーシャルが人の学びの継続を生むと思っている。さらにゲーミフィケーション。そして、データに基づく学習促進が継続する要素だと思っている。これをフリーミアムのモデルでチャレンジしているところ。学習のプロセスは、「予習、習う、復習」とあるが、ドリコムでは復習に力をおいている。

今、サービスとしては2つ http://eipontan.smacolo.jp/

1.えいぽんたん 

勉強しながら生徒を育てるもの。正誤データを見ながら出題する問題レベルの最適化をはかっている。コンテンツはアルクのキクタンを使わせてもらっている。友達との協力でわるものをおしおきするとか、自分なりの教室が作れたり、ランキング機能など、楽しく繰り返せるものとなっている。

2.スマコロ

これは、コミュニケーションのプラットフォーム。学びの悩みなどを共有するもので、スマコロに参加している方は、学習の熱量が2倍になっている。

1User1日あたり、120問回答しており、平均プレイ時間は32分。DAUは3.2万人なので、一日あたり360万問。また、40%が毎日プレーしており、90日間続いている。99%が非課金で、より多くの方にフリーで学習環境を提供できている。

学習成果としては、14日プレーした人はアルクのランクが4Rankアップする結果が出ている。TOEICの点数も、えいぽんたんだけを6ヶ月やっている人が140点アップした例もある。累計回答数13億問。学習データが学習精度の向上の源泉。もっともっと良くなっていける。

収益面はこれからのところもあるが、ドリコムは、コンテンツを作るというよりも、コンテンツホルダーと一緒になりながら、モチベーションを持続させるサービスを提供できればと考えている

  

株式会社ベストティーチャー 代表取締役社長 宮地 俊充 氏

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英語学習×ITの未来を作りたい。今までの英語の授業形式では、単語力や文法力がついても、会話力伝達力はあがらない。英語は実技科目のはず。例えば、サッカーを考えてみると、サッカー中継ばかりをみていても実力は上がらないだろう。英語の場合、書く、話すをやらなければできるようにはならない。

これまで英会話スクールはあったし、近年Skype英会話もあるが、これは要するに電話レッスンの代替。オンラインでしかあり得ない学びを提供したいと考えていた。

ベストティーチャーの新しい取り組みとしては、3/10に松本茂さんの本とリンクしたサービスをリリースする。
会話がつづく! 英語トピックスピーキング Story 1 英語ではじめよう! 編

教材を使って勉強するのではなく、教材に書いてあることをベースに、自分のシチュエーションに合わせて、自分のシチュエーションのものを作っていくということをやっていこうとしている。 

▼詳細は下記インタビューを参考

【インタビュー】第1弾はZ会との連携!「BestTeacher」の英語学習プラットフォーム構想とは

よく使う表現が収録されているのだから、教材を覚えればいいではないか、という声をもらうことがあるが、本当にそうだろうか?繰り返すが、英語は実技科目のはず。ピアノであれば、いきなりバイエルンという到達点をやるよりも、まずはこれをひきたい!という思いからスタートする方が楽しく、継続もできるのではないか。プログラミングも、ただ学ぶよりも、何か作りたいものありきで、その実現方法を学ぶほうが効率が良い。Z会、松本茂さんとBestTeacherでやりたいのは、「自分が何を話したいか」からスタートする英会話。Amazonアプリを起動して→トピックスピーキングを検索→予約注文と、4クリックで英語の未来へいくことが出来ます。

 

伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社 パートナー 河野 純一郎氏

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起業家を支援する立場の人間。教育系では、Schoo(スクー)に昨年の6月に出資をしている。その他、クラウドワークスや印刷ソリューションのraksulなどに投資を行っている。

※主な投資先 http://www.techv.co.jp/companies/

他のベンチャーキャピタルとの違いは、伊藤忠関連会社とのシナジーをプロデュースできるところ。スポットライトのサービスをファミマに展開したり、ブランドショップをたくさん持っているので、そこへの展開をサポートしたり。

CrowdWorksでは、このようなサービスがレガシーな企業で使われ始めることがブレークスルーになると考え、伊藤忠に導入。伊藤忠が個人に仕事を発注する、というところがブレークスルーになるのではないかと考えている。

後編では、上記4名により行われたパネルディスカッションの様子をレポートします。

▼後編は以下リンク先から

【レポート】新経連×SHAKE100 なぜ教育が今熱いのか~教育×ITの未来~【後編】

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    EdTech(教育×テクノロジー)をテーマにした「EdTech Media」、教育業界に特化した求人サービス「Education Career」を運営する、株式会社ファンオブライフ代表取締役。 EdTechのムーブメントを、情報と人材の面から支援している。