文部科学省が発表した「国立大学改革プラン」とは!?

昨年11月末に文部科学省は、国立大学改革の方針や方策、実施行程をまとめた「国立大学改革プラン」を策定し、公表しました。その資料が公開されていますので、紹介します。

 

国立大学改革の方針をまとめた、「国立大学改革プラン」

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「国立大学改革プラン」は、国立大学法人がスタートし、そのメリットを生かして、国立大学の改革を加速しているための方針や方策、行程を示したものです。平成28年度の第3期に『持続的な「競争力」を持ち、高い付加価値を生み出す国立大学』となっていることを目指すためのプランです。

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平成28年度の第3期に各大学が強みを生かし、高い付加価値を持った大学へ変革していくための、各大学の機能強化の方向性として、①世界最高の教育研究の展開拠点 ②全国的な教育研究拠点 ③地域活性化の中核的拠点があげられています。

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大学の機能を強化するための方策としては、

1. 社会の変化に対応できる教育研究組織づくり
2. 国際水準の教育研究の展開、積極的な留学生支援
3. 大学発ベンチャー支援、理工系人材の戦略的育成
4. 人事・給与システムの弾力化
5. ガバナンス機能の強化

の5つがあげられており、例えば、「3. 大学発ベンチャー支援、理工系人材の戦略的育成」では、『国立大学から大学発ベンチャー支援会社等への出資を可能とする法案を国会提出』『今年度中に「理工系人材育成戦略」(仮称)を策定』といった内容を公表しています。

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これらの方策の具体的な目標も設定されていて、

・2020年までに、日本人の海外留学者数を6万人(2010年)から 12万人に、外国人留学生の受入数を14万人(2012年)から30万人に倍増

・今後10年で世界大学ランキングトップ100に10校ランクイン

・今後10年で20の大学発新産業を創出

といったような具体的な内容となっています。現状からするとかなり高い目標と言えるのではないでしょうか。実現するために何が出来るか?どんなサービスが必要とされるかという風に捉えられればビジネスチャンスもありそうですね。

 

各国立大学の機能強化の改革構想例

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各国立大学毎に、どのように機能強化を推進していくのかの構想例も公開されています。いくつか紹介します。

【東京大学】:東京大学のグローバル化を飛躍的に加速するため、世界から人材の集う「知の拠点」国際高等研究所を形成し、カリフォルニア大学バークレイ校等から世界レベルの研究者を招聘。最先端国際共同研究の成果を教育へ転用。

【京都大学】:工・理・医薬系の各分野トップレベルの研究者をハーバード大学やオックスフォード大学等から招聘し、国際連携スーパーグローバルコース(仮称)を構築。院生への研究指導を通じて世界と競う人材を育成。

【東北大学】:東北大学の強みであるスピントロニ クス分野にシカゴ大学やミュンヘン工科大学等から世界トップクラスの研究者を招聘し、国際共同大学院を構築。

【東京工業大学】:「世界標準の教育」を保証するため、世界トップクラスの大学のカリキュラムに対応した教育システムへの転換を図る。MIT等の海外トップ大学から研究者等を招聘し、世界の理工系人材の交流の拠点化を推進。

 

いかがだったでしょうか。個人的には改革プランで目指しているものは共感出来ますし、実現出来ればこれからの学生にとっても日本にとってもプラスになる良いものだと感じました。こういった動きとともに需要の上がってくるサービスにEdTech関連のサービスが入っていく余地があるかもしれませんね。

上記は抜粋ですので、資料を全てご覧になりたいかたは以下のリンクからどうぞ。

▼国立大学改革プラン

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/11/__icsFiles/afieldfile/2013/11/26/1341852_01_4.pdf

ABOUTこの記事をかいた人

EdTech(教育×テクノロジー)をテーマにした「EdTech Media」、教育業界に特化した求人サービス「Education Career」を運営する、株式会社ファンオブライフ代表取締役。 EdTechのムーブメントを、情報と人材の面から支援している。