早稲田大学とロゴスウェア、反転授業を実現させる教材開発と実証実験を開始

早稲田大学とロゴスウェア株式会社は、予習のための教材コンテンツを教員自らが簡単に作成できるツールの開発と実証実験を共同でスタートさせ、その第一弾として、テストや音声読み上げなどを組み入れた予習用教材コンテンツを開発しました。

ロゴスウェア

第一弾として開発されたのは、英語教材用デジタルブックです。
英語音声の読み上げ、単語の語訳表示、さらに確認用テストの付加機能を埋め込めるようになっており、これにより「読む、聴く、調べる、試す」がすべてひとつのデジタルブック上で完結する予習用教材コンテンツになっています。

waseda_ロゴスウェア

埋め込まれたテストには、学生ごとの学習内容およびテスト結果を、大学が管理する学習管理システム(LMS)に送信する機能も装備しました。加えて、LMS 側で予習用教材コンテンツの結果に対して合格点を設定することで、学生に合格点に達するまで学習を促すこともできます。これにより、学生が定着した知識に応じて繰り返し学習するとともに、教員は各学生の理解度合いを把握した状態で授業に臨むこととなり、より質の高い授業を提供することができるようになります。

また、学習コンテンツは、パソコンのみならず、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器でも利用が可能です。 そのため、学生はそれぞれの環境に応じて予習を行うことが可能です。

開発された予習用教材コンテンツを用い、早稲田大学内において実証実験が開始されます。

実際に教育の質の向上に寄与し、また現場の教育者によって、充分に利用できるということを確認するとともに、実検証で得られたデータを更なる製品改善に役立てる計画となっています。

 

取り組みの背景として、反転授業を成功させるためのポイントの一つは、学習効果の高い自宅学習のためのコンテンツを、教員自身がいかに簡単に作成できるかという観点をあげています。

実際に学校現場に導入していく際には、学生から見てプロダクトによってもたらされる恩恵という視点と、先生やそれを導入する担当者から見たときにどうかという視点が重要です。良いものだとしても導入負荷が多ければ、拡大は難しいはずです。こういった取り組みによって、まず検証と改善を行って、徐々に現場の先生に負荷のないサービスを作っていく教育現場への導入には必要なのかもしれません。

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EdTech(教育×テクノロジー)をテーマにした「EdTech Media」、教育業界に特化した求人サービス「Education Career」を運営する、株式会社ファンオブライフ代表取締役。 EdTechのムーブメントを、情報と人材の面から支援している。