【インタビュー】ビジネスに特化したオンライン英会話『Bizmates』の代表鈴木氏、伊藤氏に聞く、起業の背景とサービスへの想い

高まる英語熱を追い風に、オンライン英会話のサービスの提供者は100社以上を超えており、ますます競争が激しくなっています。

今回は、オンライン英会話の中でもビジネスパーソン向けに特化した『Bizmates』を運営する、ビズメイツ株式会社 代表取締役社長(Chief Executive Officer)の鈴木 伸明氏と取締役 最高品質責任者(Chief Quality Officer)の伊藤 日加氏 にインタビューをさせて頂きました。

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※写真左 代表取締役 鈴木伸明氏、 写真右 伊藤日加氏

 

Q:まずは、Bizmatesを起業された背景を教えてください。

鈴木氏:前職のベルリッツで働いていた時から、低価格を訴求ポイントとして台頭してきた当時のオンライン英会話サービスと通学の英会話スクールの中間、つまり、ビジネスのためになり、教育を主軸としたオンライン英会話サービスにニーズが有るのではないかと考えていました。

例えば、友人にお勧めのビジネス英会話スクールを聞かれたときは、もちろん勤務していたベルリッツを薦めるのですが、どうしても価格がネックになる場合があります。

低価格でも、本格的なビジネス英語を提供出来るオンライン英会話サービスがあればきっと支持されるに違いない、と思っていたわけです。

ただ自分は、経営企画やマーケティングが専門で、教材などのコンテンツ開発は専門領域ではありませんでした。そんなタイミングで、たまたま前職で教材開発を担当していた伊藤日加と話をする機会があり、アイデアを話したところ意気投合し、徐々に具体的な話になって、Bizmatesを立ち上げることにしました。

 

Q:誘われた際に、スタートアップに加わることへの迷いや不安はありませんでしたか?

伊藤氏:もちろん勤務していたベルリッツへのロイヤルティもありましたし、迷いはありました。ですが、何か新しいものにトライしたいという気持ちをずっと持っていました。また鈴木が言うようなサービスモデルであれば、自分が英語教育に対して感じていた、良質なレッスンを長く受講し続けていくための金銭的な課題を解決出来るのではないかと考え、Bizmatesを一緒にはじめることを決めました。

 

Bizmatesは英会話学校ではない。「ビジネスで成功するためのランゲージ・コミュニケーションスキルを身につける場」

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Q:BizMatesの強み・特徴はどこにありますか?

伊藤氏:

Bizmatesは単に「英語を学ぶ場」ではありません。英語で信頼関係を築き、ビジネスで成果をあげるためのランゲージ、コミュニケーションスキルを身につけられるサービスであると考えています。英語がうまく話せる人でも、こうした信頼関係を築けるコミュニケーションスキルを身につけている日本人は多くありません。

こう言うと、Bizmatesはハイレベルな方を対象にしていると思われることが多いのですが、そうではありません。シンプルなコミュニケーションで信頼関係を築くためのプログラムになっています。

例えば、自己紹介のとき、Nice to meet you too,の後に名前をつけるだけでも相手の受ける印象は違います。

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こうしたシンプルなことでも意外と出来る人は少ないのです。Bizmatesはこうしたポイントを身につけることで、ビジネスパートナーと信頼関係を築くためのコミュケーションを学べるプログラムになっています。プログラムは日本人の弱い部分にフォーカスし、日本人のために設計しました。

またレッスンの予習や復習に使えるVideo Lessonや、プレゼン・資料作成の添削などに利用可能なAssist Lessonも、Bizmatesのサービスの特徴といえます。

 

Q:おっしゃられているようなものを提供するには、講師のスキルも重要になると思いますが、どのように講師の質はどのように担保されていらっしゃるのでしょうか?

伊藤氏:もちろん、講師の質は非常に重要です。単に英語を教えられるだけでは、Bizmatesでは採用には至りません。講師のビジネス経験を重要視しており、ビジネス経験がないとBizmatesのプログラムを教えるのは難しいと考えています。他のオンライン英会話スクールで英会話を教えるのがうまかった講師でも、ビジネス経験が不足しているとプログラム内容に合わず、採用に至らないケースもあります。

鈴木氏:他にもインターネット環境など厳しい条件をクリア出来る方のみを選抜して講師にしています。

伊藤氏:その分、給与水準は他のオンライン英会話サービスよりも高く設定しています。そしてロイヤリティも高く、長く勤務してくれている講師は多いと思います。フィリピンで採用され、その後転勤になりフィリピン国外からレッスンを提供している講師もいます。

 

Q:現在のユーザーはどのような方が中心でしょうか?特徴はありますでしょうか?

鈴木氏:ビジネスパーソンで真剣に英語に取り組みたいという方をセグメントしてターゲットにしています。30代が最も多く、約6~7割が男性といった感じです。継続率も比較的高いと言えるのではないかと思います。また、一度休会したあとに戻ってきてくれるユーザーの方も多くいらっしゃいます。これはビジネスパーソン特有の傾向なのかもしれませんが、忙しい月は受講を一旦やめて、また余裕ができてから受講を再開されるといった方も多いです。

 

Q:今後のサービス展開はどのようにお考えでしょうか?

鈴木氏:今後は、法人向けへの展開に注力しようと考えています。この1年は主にコンシューマ向けに力をいれてきましたが、その実績を元に法人向けへの認知を高め、来年からは積極的に展開していくつもりです。規模によっては法人向けにカスタマイズもしていきたいと考えています。現在は内定者や新人研修、若手向けの英語プログラムとして導入して頂いている法人様が多いですが、今後は更に幅広く販売していきたいと考えています。

 

Q:長期的に達成したいビジョンのようなものはありますか?

鈴木氏:「日本人がグローバルに活躍するのを支援できる存在になる」「アジアをつなぐ架け橋になる」という2つのミッションを会社として掲げています。現在は、ビジネスパーソンのためのオンライン英会話サービスを提供しており、当面はBizmatesをより良いサービスにしていくことが最優先ですが、将来的にはこのミッションを実現するための他のサービス展開もしていきたいと思っています。

伊藤氏:現在多くの法人で、英語力を測る基準はTOEIC®テストがベースになっています。そのため英語学習がTOEIC®テストのスコアアップを目的にしてしまうことがあり、ビジネスで必要とされているコミュニケーションスキルが身についていないことが少なくありません。そこで、TOEIC®テストに代わるビジネスで必要なコミュニケーションスキルを測るためのツールを作れないかと考えています。Bizmatesプログラムで学んだ内容を身につけることで、その基準を達成できるような指標をぜひ作っていきたいです。

 

【鈴木 伸明 氏 代表取締役社長(Chief Executive Officer)プロフィール】

2000年、青山学院大学経済学部を卒業後、三貴商事株式会社を経て、2007年ヤフー株式会社に入社。モバイル事業部、R&D統括本部にてKPI分析、事業計画策定などに従事。2009年ベルリッツ・ジャパン株式会社に入社し、社長室アシスタント・マネージャーとして経営企画業務全般を担当。その後同社のWEBマーケティングおよび法人マーケティングの推進リーダーを歴任し、2012年6月、同社を退社。同年7月にビズメイツ株式会社を設立、代表取締役に就任。

 

【伊藤 日加氏  取締役 最高品質責任者(Chief Quality Officer)プロフィール】

カナダ生まれの日系カナダ人。1996年、英語教師として、ベルリッツ・ジャパンに入社。その後、同社4校における主任教師として、教師の採用およびマネジメント、品質管理を担当し、4年連続エクセレントパフォーマンス賞を受賞。2008年より本社商品開発マネージャーとして、世界のベルリッツで使用されているビジネス向け教材、企業向けカスタマイズ教材の開発を行う一方で、企業向けのセミナー講師を担当。2012年6月、同社を退社。同年7月にビズメイツ株式会社を設立、取締役 Chief Quality Officerに就任。

 

Bizmatesでは12月3日よりレッスンの開講時間を拡大し、朝の時間帯のレッスン提供を開始

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Bizmates は、これまで夜遅くまで働いているビジネスパーソン向けに、曜日を問わず夜の 18:00~24:55 の時間帯に開講していましたが、従来の夜の時間帯に加え、朝の時間帯でのレッスン提供を開始しました。拡充するレッスン提供時間は平日 (月曜‐金曜) 6:00- 8:55 、土曜、日曜、祝日 9:00-11:55となっています。

※12月16日までキャンペーンを実施中です

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    EdTech(教育×テクノロジー)をテーマにした「EdTech Media」、教育業界に特化した求人サービス「Education Career」を運営する、株式会社ファンオブライフ代表取締役。 EdTechのムーブメントを、情報と人材の面から支援している。