政府の「世界最先端IT国家創造」宣言で、IT人材の育成にも言及

 

 

「世界最先端IT国家創造」宣言案を公開
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5月24日、政府の高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部が「『世界最先端IT国家創造』宣言」案を公開した。この案に関してパブリックコメントの募集を行っている。

 

今後のIT人材の育成に関しても言及

今後のIT人材の育成に関しても言及しています。「IT人材強靭化計画」(仮称)を年内に策定し、計画に従って、速やかに実行に移す」としています。下記三つの方向で計画を策定するよう。

※以下首相官邸HPより引用

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/info/h250524-public.pdf

 

(1)教育環境自体のIT化

学校の高速ブロードバンド接続、1人1台の情報端末配備、電子黒板、無線 LAN環境整備、デジタル教科書・教材の活用等、初等教育段階から教育環境自体のIT化を進め、児童生徒等の学力の向上とITリテラシーの向上を図る。 

併せて、教える側の教師が、児童生徒の発達段階に応じたIT教育が実施できるよう、IT活用指導モデルの構築やIT活用指導力の向上を図る。

そのため、指導案や教材など教師が活用可能なデータベースを構築し、府省の既存の子供向けページも教材等として整理し、積極的に活用する。また、企業や民間団体などにも協力を呼びかけ、教育用のデジタル教材の充実を図る。

これらの取り組みにより、2010 年代中には、すべての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校で教育環境のIT化を実現するとともに、学校と家庭がシームレスでつながる教育・学習環境を構築する。

また、新しいモノづくりであるデジタル・ファブリック(3Dプリンター等)やロボッティックス、プログラミング、情報セキュリティ、コンテンツ作成等、学生等が、将来を展望した技術を習得できる環境整備を教育環境のIT化とともに進める。

 

(2)国民全体のITリテラシーの向上

インターネットの普及に加えスマートフォン等の急速な拡大により、国民全体がITに触れる機会は増大していることを踏まえ、ITの活用により、子供から高齢者まで、そのメリットを享受して豊かに生活を送ることができるよう、情報モラルや情報セキュリティに関する知識を含め、国民全体のITリテラシーの向上を図る。 

このため、子供から学生、社会人、高齢者に至るまで、そのリテラシーの現状も把握しつつ、年代層別に、ITに関する知識を身につけるための取り組みを推進する。

また、遠隔教育等ITの利活用により、地理的・時間的制約を受けることなく、離島を含め全国津々浦々ですべての国民が、自由に学べる環境を整備する。

 

(3)国際的にも通用・リードする実践的な高度なIT人材の育成 

イノベーションの鍵を握るのは人材であり、社会的課題の本質を掘り下げてITの利活用による解決策をデザインできる、ITの利活用をけん引する高度なIT人材の育成が必要である。

また、このような高度なIT人材を育成するためには、実践の中で技術を習得させることが重要である。 

このため、初等・中等教育段階からプログラミング等のIT教育を推進するとともに、高等教育段階では、産業界と教育現場との連携を強化して、継続性をもってIT人材を育成していく環境の整備と提供に取り組むとともに、分野・地域を越えた全国的な実践教育ネットワークの推進やインターンシップ等を含め、実践的な専門教育プログラム等を構築する。

併せて、企業においても、期待されるスキルの確保とそれに見合った魅力的なキャリアパスによる実践的な人材育成モデルの構築が必要である。 なお、IT人材のスキルを共通尺度で明確化するスキル標準を、ITの技術変化等を踏まえて適切に整備・活用することも重要である。 

また、起業意識を醸成するイベントやプロジェクト等を通じて、IT・データを活用した起業や新サービスの創出を担う先端人材の発掘・支援を進める。

 さらに、産業界と連携し、ユーザー・ベンダ間をはじめ、様々な産業間での人材の流動化や職種転換を容易にする環境整備を進めるとともに、IT産業全体の魅力向上を図ることも必要である。

 

まだ、案の段階なので最終的にはどうなるかは分かりませんが、上記のような方針が実行に移された場合、デジタル教育のための環境整備、それにともなうコンテンツやツール、サービスを提供するプレイヤーにとっては大きなチャンスと言えるのではないでしょうか。

 

 

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    EdTech(教育×テクノロジー)をテーマにした「EdTech Media」、教育業界に特化した求人サービス「Education Career」を運営する、株式会社ファンオブライフ代表取締役。 EdTechのムーブメントを、情報と人材の面から支援している。