EdTech JAPAN Pitch Festival vol.2 レポート3 mana.bo代表取締役社長/ 三橋 克仁氏

EdTech JAPAN Pitch Festival vol.2のピッチ紹介シリーズ第3弾は、mana.bo代表取締役社長/ 三橋 克仁氏

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mana.boは、受験生向けのオンライン学習プラットフォーム。CEOの三橋氏はCTOも兼ねている。IVS Launcpad、KDDI無限ラボなどの、各コンテストに出場している

 

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サービス背景は予備校講師と家庭教師の7年間の経験

※以下はサービスイメージ動画

  

講師時代、写メールで分からない問題を送ってくる生徒や、電話で質問してくる生徒がいた。生徒には分からないものぱっと聞きたいニーズはあるのではないか。一方で、教える側からすると、電話やメールではツールが不十分で難易度が高い。この双方をサポートするツールがあればよいのではないかというのが事業アイディアの起点。

 

指導の時間に応じたユーザー課金モデル

指導の分給で生徒に提供。先生の取り分は30%から始まる。高評価の先生には90%まで取り分を増やすことを考えている。従来の家庭教師派遣サービスの家賃や広告宣伝費などのコストを減らせるため、先生に還元する割合を増やすことが出来る。

 

なぜ今参入するのか

ポイントは二つ、「タブレットの普及」と「Webでの学びにお金を払う文化が醸成されてきた」こと。個別指導で質問するニーズの高い理系科目(数学・物理)は電話などの従来のツールでは指導の難易度が非常に高かったが、タブレットがあれば容易になる。これによって一般の人々がオンラインでの指導することが現実的になった。また、レアジョブさんのように15万人が有料で課金されているサービスが登場しているという状況は、Webでの学習機会にお金を支払う文化が受け入れられるようになったと考えられる。

 

遠隔指導は拡大するマーケット

日本でも1,000億円程度のマーケットがあると言われている。アメリカ・ヨーロッパは既に進んでいて、日本も今後成長が予想される。シリコンバレーではこの分野に年間400億円程度出資されており、投資額も伸びている。

 

サービスの優位性をどう構築するのか?

現在は、授業(コンテンツ)を配信するサービスが主流で競争も盛ん。日本でも受験サプリのようなサービスがユーザー数を伸ばしている。コンテンツの配信サービスはワンウェイのサービスだが、mana.boでは、それを補完するインタラクティブなサービスを提供する。インタラクティブなサービスの中では、「数式認識エンジン」が優位性。アナログで書いた数式データが自動的にグラフ化出来る仕組み。教える側にとっても教わる側にとっても大きなメリット。1年前に学んだ内容も蓄積していける。

 

学んだ内容を蓄積・ログに出来る

今までの個別指導は、使い捨てで指導が蓄積してかなかったが、mana.boを使って指導をデジタル化して再利用可能な仕組みにすれば、勉強の履歴が蓄積されていく。Evernoteのような存在になれる。また過去の指導が蓄積されるということは、収益逓減になり、コストを押さえることにつながりビジネスモデルとしても優位。

 

サービスのビジョン

HBSの教授クレイトンクリステンセンは、著書「教育×破壊的イノベーション 教育現場を抜本的に変革する」の中で、オンラインとオフラインの授業の比率は急激に伸び、2018年に半々になる(※アメリカ)と指摘している。その中で先生の役割は、講義を行うものからインストラクターに変化していく。mana.boはそのインストラクターになる先生のサポートを行えるツールを提供していきたいと考えている。

 

教育もプッシュからプルへ

検索エンジンは、Yahooの後に出てきたGoogleによっていつでも情報を引き出せるようになった。メディアコンテンツもテレビからYouTubeへ変化し、引き出せるようになった。教育業界にも同じプッシュからプルへの変化が起きると考えている。

 

mana.boが目指すのは、

「Making the people smarter through the power of internet.」

(インターネットを通じて人々をより賢くする)

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    EdTech(教育×テクノロジー)をテーマにした「EdTech Media」、教育業界に特化した求人サービス「Education Career」を運営する、株式会社ファンオブライフ代表取締役。 EdTechのムーブメントを、情報と人材の面から支援している。