EdTech関連ワードNo.2 Flipped classroomとは

Flipped Classroomとは何か

EdTech関連のワードの解説第2弾は「Flipped Classroom」

Flipped Classroomとは、日本語だと「反転授業」や「教室をひっくり返す」と訳される。

Flipには、さっと裏返すや、ひっくり返すという意味があるから、教室を裏返すというわけだ。

どういう意味で、教室をひっくり返すといっているかと言うと、教室と家の役割がテクノロジーによって入れ替わることを指している。

従来の教育で行われている、教室=先生から講義を受ける場、家庭=持ち帰って自主的に学ぶ場、という役割が逆転するという意味だ。

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※インフォグラフィックは、「Flipped Classroom」より引用:http://www.knewton.com/flipped-classroom/

なぜこの「Flipped classroom」という考え方が注目されてきたかというと、動画コンテンツなどの講義が無料で開放されていくことにともなって、教室(リアルの場)が見直され始めたからだ。

従来の教室のように、時間の決められた中で、大人数に同じことを教えるというのが、生徒個人個人にとってみれば最適ではないが、全体最適の中でやむを得ずそういった形式がとられていた。

しかし、動画コンテンツであれば生徒それぞれが自分のペースで理解出来るまで学習出来る。質問への遠慮もいらない。分からないところは何度も見るということが遠慮なく出来る。つまり学習の個別化が用意になる。

この概念は、カーンアカデミーの創始者サルマン・カーン氏がTEDのプレゼン(ビデオによる教育の再発明)の中で分かりやすく語っている。

 

今までは、ある時点で評価をして、「この子はできる子、この子はできない子だ」と言っていました。「別々に扱うべきかもしれない、クラスを分けたほうがいいかも」。でも自分のペースでやらせると、これは何度も目にしていることなのですが、最初のいくつかの課題を学ぶときに時間のかかっていた子どもたちが、それを理解したあと急に上昇を始めるのです。6週間前にはできない子と思っていた子が、今やできる子になっているのです。そういうことは何度もあります、私たちが恩恵を受けている肩書きのどれほどが、実際は偶然にもたらされたものかと思います。

 

従来のやり方では、先生の時間のほとんどは、講義したり成績をつけたりすることに費やされます。生徒の横について一緒に取り組む時間は、せいぜい5%といったものでしょう。今や100%の時間をそこに充てられます。テクノロジーを使うことで、教室をひっくり返すだけでなく、教室を人間的にすることができるのです。それも5倍、10倍という割合でです。

 

教室をひっくり返すことで、個別化された学習が可能になり、もっと多くの生徒の可能性を広げられるかもしれない。

日本ではまだまだこういった考え方が普及しているとは言い難いが、近い将来こういった形式の授業が中心となる日がくるかもしれない。

 

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EdTech(教育×テクノロジー)をテーマにした「EdTech Media」、教育業界に特化した求人サービス「Education Career」を運営する、株式会社ファンオブライフ代表取締役。 EdTechのムーブメントを、情報と人材の面から支援している。